母乳って、赤ちゃんが生まれたら、すぐ出るものだと思っていませんか? 実は出産直後の最初は、母乳はあまり出てきません。赤ちゃんがおっぱいを何回も吸ってくれることで、母乳分泌のホルモンが刺激されて少しずつ出てくるようになります。
そして、母乳が出てくれてホッとしていると、逆におっぱいが張って固くなってしまうということがあります。
今回は、助産師である筆者が、“おっぱいの張りを回避できる授乳中の抱き方”についてお話します。
■おっぱいが張ってしまう理由
授乳をし始めている内に、おっぱいが“パンパンパーン”と張って大変なことになるママがいます。この“パンパンパーン現象”は、母乳がおっぱいに残っていることで起こってしまいます。
おっぱいが残る原因として考えられるのは、赤ちゃんの飲み残し。母乳は赤ちゃんの口のあたる場所から飲み取られていき、抱き方によって飲まれる場所が違うのです。
そこで飲み取られる場所が偏ってしまうことで、おっぱいが張ってしまい、固くなったりしてしまうのです。
つまり、赤ちゃんが母乳を偏りなく飲み取ってくれることで、パンパンパーンと張っていたおっぱいは柔らかくなってくれることが期待できます。
■3つの抱き方をマスターしよう
(1)横抱き:赤ちゃんを横に抱いて授乳する方法
側面の母乳を赤ちゃんが飲み取ってくれます。これは乳房の大きさに関係なくできて、わりとスタンダードな授乳の仕方です。
(2)縦抱き:赤ちゃんを縦に抱いて授乳する方法
上側と下側の母乳を飲み取ってくれます。これは乳房が小さい方向きです。
(3)フットボール抱き:赤ちゃんを脇に抱いて授乳する方法
フットボールを持っている姿に似ているところからこう呼ばれています。これは乳房の大きい方向きです。抱える赤ちゃんを仰向けにするか横向きにするかによって口のあたるところが違うので、上側下側、側面、斜め左右に飲み取ってくれます。
これら3つの抱き方が全てできると、大体まんべんなく母乳を飲み取ってもらうことができます。
もし、まだ母乳が残っておっぱいが硬くなっていたら、そこを押しながら飲んでもらってください。飲み終わったあとに、硬かった部分が軟らかくなっていたら、赤ちゃんがちゃんと飲み取ってくれたというサインです。
いかがでしたか?
飲み残しがないように気をつけていくと、パンパンパーンとおっぱいが張ることなく、乳腺炎などおっぱいのトラブルを起こす可能性が低くなります。
ただ、体調不良によってもおっぱいのトラブルが起こることもあります。ご家族に協力してもらって、短い時間でもお休みをしながら、おっぱいをあげていきましょうね。
引用元:
おっぱいの「パンパンパーン現象」を起こさないための授乳中の抱き方のコツ3つ(It Mama)