県立加茂病院(加茂市青海町1)の改築を巡り、対立してきた県と加茂市の小池清彦市長は21日、産科優先の個室を設けることなどで計画案に事実上合意した。これにより、新病院は当初の2017年度末から約7カ月遅い18年秋に開院する見通しとなった。
小池市長は同日、田上町の佐藤邦義町長と共に県庁で泉田裕彦知事と会談。これまで主張してきた産科専用個室20室の確保に関し、条件をやや緩和し、産科優先の個室13室の確保などを求める要望書を提出した。これに対し、泉田知事は「要望に沿って努力したい」と受け入れる考えを示した。
県病院局や小池市長によると、4人用の病室6室をシャワー・トイレ付きの個室12室に設計変更し、共用予定だった個室1室を加えた計13室を産科優先とする。総病床数は基本設計より12床少ない168床となるが、需要が生じれば旧病院解体後に増築するという。
同局は「要望が『優先』ならば他の診療科も共用でき、県の基本的な考え方に沿う」ととしている。費用は4000万円増えるが、75億円の総事業費内に収めるという。
また市長が院内設置を求めていた病児・病後児施設は、市と町側が隣接地を購入して建設し、県が病院との連絡通路に屋根を設置することで合意した。
小池市長は会談後の記者会見で、民間の建築確認申請に当たる「計画通知」など、処理を凍結している県の申請書類について、直ちに手続きを進めることを表明した。
ただ、需要に応じて増築するとしている病床減少分について、小池市長は「総病床数が減り、既に足りない状態で、旧病院の解体後、すぐに着工されると思う」と強調したのに対し、県側は今後の動向を見極める意向で、対立が再燃する可能性もある
引用元:
県立加茂病院 18年秋に開院へ 県、市合意 産科個室「優先」に /新潟(毎日新聞)