乳幼児の重い肺炎や気管支炎の原因となる「RSウイルス」の流行が愛媛県内で拡大している。
1週間あたりの患者数は13日までに2週連続で過去最多を更新した。県は保育所などにおもちゃや手すりの消毒徹底を呼びかけている。
県によると、定点観測している37医療機関から報告のあった患者数は、13日までの1週間で1医療機関当たり5・1人。2003年の調査開始以来、4・7人で過去最多だった前週の記録をさらに上回った。
保健所別では、今治が14・0人で突出して多かった。ほか八幡浜7・3人、西条6・5人、松山市2・8人、宇和島2・3人、四国中央1・7人と続く。患者の7割が2歳以下だという。
◇玩具や手すりの消毒徹底を
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RSウイルスは、感染者のせき、くしゃみによる飛沫を吸い込んだり、ウイルスが付着したおもちゃなどに触れたりすることで感染する。2歳までにほぼ全員が1度は感染するが、免疫ができにくく、流行期に複数回かかるケースもある。
年長の子どもや大人は鼻水やせき、のどの炎症など風邪に似た症状で治まることが多く、無症状の場合も。一方で、乳幼児が感染した場合、肺炎や気管支炎になるなど重症化しやすい。治療に特効薬はなく、点滴などの対症療法が中心だ。
保育所や幼稚園、家庭などでの流行の危険があり、県健康増進課は「ドアノブや蛇口、おもちゃなど、子どもが触りやすいところの消毒を徹底してほしい」としている。
ノロウイルスやロタウイルスなどが原因となり、嘔吐おうとや下痢を起こす「感染性胃腸炎」も、子どもを中心に流行している。
県によると、1医療機関当たりの患者数は13日までの1週間が14・7人。前週は11・1人、前々週は8・2人で増えつづけている。外出後や食事前にせっけんでしっかり手を洗う予防策が重要という。(辻田秀樹)
(2015年12月21日 読売新聞)
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引用元:
「RSウイルス」流行拡大…乳幼児の重い肺炎、気管支炎の原因に (ヨミドクター)