経済協力開発機構(OECD)は、さまざまなジャンルの統計をホームページ上で公表しており、その中には「労働」「学習」「家事」「睡眠」「食事」「余暇」といった生活時間の割り振りが国ごとにどうなっているかのデータもある。ここでは、睡眠時間と食事時間が短い国と長い国をそれぞれ10カ国ほど選び出して、考察を加えてみた。
睡眠時間が短い韓国と日本
【睡眠時間】
データが掲載されている29カ国のうち、1日当たりの平均睡眠時間(15〜64歳・男女平均・ウィークデーと週末の平均;調査時期は国によりまちまちで1999年から2011年)が最も長いのは、南アフリカ共和国(562分)である。1日に9時間以上眠っているわけで、大自然に近い環境の中、ゆったりと健康的な生活を送ることができそうな国だ<図1>。
■図1:1日当たりの平均睡眠時間が短い国・長い国
(出所)OECD
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第2位は中国(542分)、第3位はインド(528分)で、トップ3はいずれもBRICSメンバーの新興国である(ブラジルとロシアはデータが掲載されていない)。
第4位にようやく、先進国であるニュージーランドが出てくる(526分)。続いて米国とスペイン(516分)。スペイン人の睡眠時間の長さにシエスタ(昼寝)という伝統的な生活習慣が寄与していることは、容易に想像がつくだろう。
その後ろにオーストラリアとスウェーデン(512分)、フィンランド(510分)が来た後で、オーストリアと並んでフランス(509分)がやっと出てきた。筆者にはこれが驚きだった。
というのも、以前にチェックした2009年5月公表のデータ(当時のデータは18カ国のみで、南ア・中国・インドは含まれていなかった)では、平均睡眠時間トップは530分のフランスだったからである。
引用元:
睡眠時間が短いと、出生率が低くなる?(日経ビジネスオンライン)