お子さんを叱るシーンを想像してみてください。「悪いのはあなた」「○○ちゃんのせいだからね!」と子どもを指さして叱ったことのあるママも多いのではないでしょうか? ですが、あなたがさした指をよく見てみてください。人差し指の1本が子どもに向けられているものの、残りの3本(中指、薬指、小指)は自分に向けられていますよね。

「え、もしかして、私……?」

そう気づいた方もいるかもしれませんね。

今日は、育児相談室『ポジカフェ』主宰の佐藤めぐみが、ママがイライラしてしまう本当の原因について“心のABC理論”を使ってお伝えします。



■ママがイライラするのは「子供とパパのせい」なの?

日々の育児で、

・子供がイヤイヤと反抗してくる

・同じことを何度も注意している

・パパがちっとも協力してくれない

こんなとき、イライラすることってありますよね? そのとき、ママの頭の中には、

・子供がイヤイヤと反抗してくるから……イライラする

・同じことを何度も注意しているから……イライラする

・パパがちっとも協力してくれないから……イライラする

という図式があるのではないでしょうか?

この図式通りだと、ママのイライラの原因は、子供とパパです。“魔の2歳児”と“協力してくれないパパ”がいたら、全員のママが同じようにイライラすることになります。しかし、実際には、ママのイライラレベルは軽度〜重度まで人それぞれ。中にはうまく交わしているママもいます。

この違いの理由は、事が起こってからイライラまでの間に、目に見えない1ステップが隠れているからなのです。

■イライラは“何によって”引き起こされる?

その1ステップをアメリカのエリス博士が作った“心のABCモデル”で説明しましょう。心のABCモデルとは、人間の感情や行動が発生する仕組を説明しているもので、

A:なにかが起こったとき

B:その出来事をどう解釈するかによって

C:それに続く感情や行動が導きだされる

つまり、どんな状況でも、「B」の解釈次第で、「C」の感情や行動を変えることができる、というもの。

ママのイライラをこのモデルに当てはめると、こうなります。

A:きっかけとなる出来事=子供がイヤイヤをする

B:ママの解釈=■?■?■?■?■

C:ママの感情や行動=イライラして怒鳴る

“B”のブラックボックスにはどのような解釈が入るのでしょうか?

イライラの背景には、決まって次のような思いが隠れています。

“親の言うことは1回で聞くべき”

“盛り付けたごはんは全て食べるべき”

“パパはもっと気がつくべき”

全てが“べきべき”になっています。たしかに、盛り付けたごはんは全て食べてくれたら理想ですし、パパがもっと気がついてくれたらとても助かります。でも、心の中で自分なりの定義を叫んでも、相手はそう思っていないかもしれません。

その結果、相手には届かず、イライラという形になって全て自分に返ってきてしまうのです。



■イライラ解消の「ABCモデル」とは?

イライラしにくくするには、Bを変えていくことがポイント。

A:子供がイヤイヤと反抗するとき、

B :「こんなこともあるわ」「魔の2歳はこんなもんよ」「私なら、何とか対処できるはず」と、でんと構えた捉え方ができると、

C:イライラせずに、冷静に向き合えたり、別の作戦で子供の反抗心をそらせる

ようになっていくのです。



いかがでしたか?

真っ赤な顔をして泣きわめくわが子を前に、冷静でいるのはとても難しいものです。でも、感情的にリアクションしても、決していいことはありません。まずはじめは、小さな意識から。「魔の2歳児はこんなもんよ」と心の中でつぶやいてみてください。



引用元:
魔の2歳児へのイライラが消えてくる!「心のABCモデル」って?(It Mama)