自分のお腹を痛めて産んだ子。子宮の中に10ヶ月もの間いたわが子。その愛情からついつい自分の身体の一部、持ち物のような錯覚をしてしまいがちです。
でも、子どもは親の“所有物”ではありません。もちろん無自覚の方もいますが、子どもの人生を“コントロール”するのはやめませんか。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、子どもの人生に介入する親がやりがちな行動についてお話します。
■1:子どもが「習い事をやめたい」と言った時どうしてる?
2〜3歳頃から気軽に始められるリトミックをわが子に習わせたものの、途中から「行きたくない!」と毎回泣きつかれて困っている……こんな悩みをおもちのママもいることでしょう。
運動が苦手な親に限って「将来、自分のように運動音痴になって欲しくないから」と親の願いを押し付けてしまいます。
もし子どもが「やめたい」と言うのであれば、「そうか、やめたいんだね。そういう気持ちになっているんだね」とまず受け止めてやりましょう。「一度、始めたことはどんなことがあっても続けなくてはならない」「そんなわがままは許しません」なんてまだ小さいうちから言わないでください。
嫌なことから逃げる辞め癖“なんかまだこの時期ではつきません。わがままを我慢する、嫌なことでも続ける経験は習い事の場面ではない日常生活の中でたくさん経験できます。
それに考えてみたら最初にやらせたのも、続けさせたいのも“ママの気持ち”であって、子どもの本心ではないことも多いのです。
■2:ママが「プレゼント」や「友達」選びをしてませんか?
誕生日になにか買ってあげようとデパートへ行きました。けれども子どもが欲しがるのは、なんだか教育的には役に立たないものばかり。こんな時、ママはもっと知的刺激を与えるパズルなどの知育玩具を与えたいと思ったりしますよね。
でも、プレゼントなのですからここでは“ママが与えたいもの”ではなく子どもが欲しいものを買ってあげましょう。まずは子どもの意思を尊重するのです。
友達も一緒です。
なんだか粗暴なよその子、ママの服装や化粧もヤンキーな感じで雰囲気も自分とは全く合わない感じがします。「もっと別の子と仲良くしてほしい」と思っているのに、その子とばかり遊びたがるわが子……。
そんな時も「あの子とは遊んではダメ、○○ちゃんと遊びなさい」と友達を親が選んではなりません。ママ同士の付き合いが苦痛ならば、家に呼ぶなど親密な付き合いを避ければいいのです。子ども同士は馬が合うのですから自由にさせてやりましょう。
■「こうあるべき」が多くありませんか?
そのままの自分を見てもらえず、気持ちを受け入れてもらえず、親の「こうなってもらいたい」という願望を押し付けられることほど、辛いことはありません。
更に「親を超える人間になってほしい」と過度な期待をかけられたら子どもはとても苦しい思いをします。
また、育児書に振り回されて、子どもはこうあるべきとか、こういう風に育てなくてはならない、そういった規範に振り回されるのも止めましょう。
例えば、子どもが不登校になった場合「学校は行くべきところ」と押し付けてしまうと子どもは学校にも家庭にも安心できる居場所がなくなり苦しみます。フリースクールなど様々な選択があるので、一般論に固執するのはやめましょう。
人生には色んな生き方の選択肢があることを教えてあげるのが親の役目ではないでしょうか。
いかがでしたか。
「個性を伸ばす教育をしたい」「いろんな人生があっていい」と他人の前では言いながら、わが子にやっていることが正反対の親がいます。
よく「人並みになってほしい」と言う人がいますが、それ自体も子どもの個性を潰していることかもしれませんね。
引用元:
無意識に「子どもの人生をコントロール」してしまっている親のNG行動3つ(It Mama)