「梅毒なんて昔の病気でしょ?」

…そんなことはありません。

今、20歳代の女性でも増えているのを知っていますか?

梅毒、若い女性に急増…20〜24歳、昨年の2.7倍

 梅毒は、症状が多彩で、無症状の期間もあります。

そして、自覚症状のない人からも感染します。

オーラルセックスでも感染してしまいます。
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 梅毒は、本人も感染に気づかないことがあります。

放っておくと、重い症状となるかもしれません。

 梅毒は、一度治っても、また感染します。

パートナーも治療しないと感染を繰り返すのです。

 梅毒は過去の病気ではありません。

今日は、梅毒の様々な問題についてお話ししましょう。

◇梅毒が増えている

 梅毒は、歴史的にも世界各国で大きな流行を繰り返してきた感染症です。日本でも1928年に「花柳病予防法」による予防対策の対象となってから、性感染症のひとつとして監視が続けられてきました。このような中で、昔は日本でも多くみられた性感染症であった梅毒も、その報告数は徐々に減少していました。このため「梅毒は過去の病気」というイメージをもっているかもしれません。しかし近年は、この梅毒が再び増加傾向に転じていたのです。

◇女性の増加と先天梅毒

 日本における梅毒の増加は、当初は男性同性愛者の中での流行が中心でした。しかし、最近は異性間の中でも増えてきており、女性の報告数も2010年から15年までの5年間で約5倍に増加しています。そして、女性の中では20歳代の感染者が多くなっていることが、さらに大きな問題となっています。

 妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があります。若い女性の感染者が増加すれば、妊婦の感染による先天性梅毒も増えてしまいます。以下は、先天性梅毒についての情報がまとめられた貴重な報告です。先天性梅毒は、すでに起こっている問題なのです。

◇コンドームで全て解決?

梅毒の原因となっているのは、梅毒トレポネーマという、コークスクリュー(ワインオープナーのらせん状の部分)のような姿をした、目に見えない小さな小さな病原体です。この病原体は、感染している人の性器などの患部に多く存在し、性行為によって直接接触した粘膜や皮膚の小さな傷などから侵入します。また、オーラルセックスで咽頭部(のど)に感染したり、アナルセックスで直腸に感染するなど、性行為の方法によって性器以外の場所にも感染してしまいます。オーラルセックスによる感染を、どこまで防ぐことができるか考えてみてください。梅毒は、コンドームを使うことで感染を減らすことはできますが、それだけで完全に防ぐことは難しいのです。

◇パートナー検査も大切です

 感染症には、麻疹(はしか)などのように、一度かかって治ってしまえば、二度目は感染しにくくなるものがあります。しかし残念ながら梅毒は、何回でも感染してしまいます。したがって、特定のパートナーがいるのなら、その人も検査をしなければなりません。自分だけ治療を行っても、パートナーが感染していたら、感染を繰り返してしまうからです。再感染を防ぎ、感染を広げないためにも、パートナーの検査も一緒に行っていくことが必要なのです。

引用元:
女子にも増加…「梅毒」は今の病気です(読売新聞)