「妊活」こと妊娠活動をする人は、まず、産婦人科で検査を受けることが多いだろう。
排卵しているか、卵管が詰まっていないか、子宮の変形はないか、など。問題があれば治療を受ける。そして、毎日体温を測って、妊娠しやすいタイミングを調べる。
腰痛や生理痛が強い人は、骨盤がゆがんで妊娠しにくい可能性もあるので、骨盤矯正を受けることもある。また、ストレッチをしても骨盤のゆがみを改善できる。
特に妊娠の妨げになる問題が見つからない場合は、自然に任せるという妊活もあるがそれでもやはり授かりにくい人は、冷え性が原因の場合もある。
妊娠しやすい体のためのホルモンバランス
妊娠には、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの両方の働きが深く関係している。
エストロゲンには妊娠の準備をする働きがあり、排卵を促して子宮内膜を厚くする。このホルモンが出ているときは基礎体温が低い。排卵すると減少する。
一方プロゲステロンは、排卵した後の2週間ほどの間に多く分泌され、受精卵が子宮に着床しやすいように子宮内の環境を整え、基礎体温を上げる働きがある。
着床したら、プロゲステロンは分泌され続けて、基礎体温を高く保ち妊娠を維持する。プロゲステロンが減少するまでの間に、受精卵が着床しなかったら、基礎体温が下がって生理が始まる。
この時、冷え性などにより基礎体温が低いと、排卵後にプロゲステロンが分泌されても体温が上がりにくく、妊娠が難しくなることがある。
妊娠しやすい体をつくるためには、「体を冷やさない」
まずは外側から体温を上げる工夫をしよう。
子宮や卵巣のある骨盤の周囲を冷やさないように、暖かい下着を着ける。冬場であれば、服の上から、腰に使い捨てカイロを貼って温かく保つのも良いだろう。
足首から足先にかけては、内側の踝(くるぶし)の踵(かかと)寄りにある「太谿(たいけい)」や「水泉(すいせん)」、踝から指の横幅の4本分上にある「三陰交(さんいんこう)」などの生殖器のツボが集まっているので、レッグウオーマーを着けてツボの周囲を冷やさないようにしよう。特に三陰交は冷え性のツボでもあるので、温めておきたい。
ツボ刺激と言えばツボ押しだが、生殖器はデリケートな部分なので、はりやきゅうなどのツボ刺激も専門家に任せ、自分で押すのは避けて温めるだけにする。
体が温まる食べ物をとることで妊娠しやすい体に
特に妊活中は、内側から体を温める働きのある食べ物をとるようにしよう。
食べ物には陰陽がある。体を温める働きがある陽性か、陰陽の間にある中庸(ちゅうよう)のものを食べる。
例えば、主食は陰性のパン等よりも中庸の玄米に変えるなど、制限をしなくても変えるだけで体は温まりやすくなる。何を食べればよいか困ったときは、冷たい食べ物を避けて温かい食事をとるようにするだけでも、冷えは改善されやすい。
ストレスは妊活の大敵!幸せを感じる生活をしよう
ストレスが原因の冷えの場合、服や食べ物などで工夫をしても、冷えは改善しにくい。
妊活中のプレッシャーは大きなストレスになりやすい。友人から次々に妊娠・出産の報告があったり、周囲から「赤ちゃんはまだなの?」という言葉をかけられたり…。ストレスになりうる要因は周囲に溢れているが、それらをどう捉えるか、でストレスにも、励まし・元気づけにもなりうる。
何はともあれ赤ちゃんは授かりものだ。とにかく焦らずゆったり構え、体や心を温かくして妊娠しやすい体質を作ることから始めよう。
引用元:
整体師の視点から見る「妊活」 妊娠しやすい体はどうつくる?(CIRCL(サークル))