子どもをきちんとしつけようとして、きびしく叱る親御さんもいます。
しかし、叱り方を間違えると、一生、心に傷が残ってしまいます。実際、3歳から5歳くらいのお子さんを持つお母さんから「私、叱り始めると、つい、止まらなくなってしまうんです。『もしかしたら、虐待では?』と思うこともあって。どうしたらいいですか?」と相談を受けることも少なくありません。

では、子どもの心に「一生心の傷になって残る」リスクのある、「これは、絶対ダメ!」という叱り方には、どのようなものがあるでしょうか?


© nixki - Fotolia.com


クセになった暴力は、絶対ダメ!
まず、最悪はこれ。
愛のムチ、という言葉をよく耳にします。「子どものため」を思って行った平手打ちなら、それは教育上意味がある、という考え方です。

けれど、多くの子どもにとって、暴力は、ただイヤな思い出でしかないようです。とくに


・説明もなく、いきなり殴られた時

・たいした理由もなく、親が自分を殴るのがクセになっているのが、子どもから見てもわかる時


こんな時、子どもの心の中には、親に対する不信感が育まれます。自分は親にとって「単に面倒くさい存在」であるかのように感じてしまうのです。

こうやって身につけた不信感はかなり根深いものがあり、その後、どんなに良いことを親が言ったとしても、子どもは素直に聞く気持ちになれません。

とにかく、子どもにとって納得のいかない暴力は、百害あって一利なし。よーく心得ておきましょう。

自分の気分次第で叱ったりほめたりするのははダメ
2番目に良くないのがこれです。
仕事がうまくいっているなど、何わかの理由で機嫌がいい時には、子どもにめっぽうやさしい。
逆に、仕事で滅入っていたり、何かつらいことがあったりしてストレスが溜まっている時には、子どもにも厳しくあたってしまう。そんな親がいます。

もちろん、人生いろんなことがありますから、そうなってしまう気持ちもわからないではありません。
いつも同じ、一貫した態度で子どもに接することなど、普通の親には、なかなかできるものではありません。

しかし、あまり喜怒哀楽が激しく、自分の気分次第で、子どもにやたら優しくしたり、冷たくしたりを繰り返していては、子どもはいったい、何をどうすれば、親に喜んでもらえるかわかりません。

親を喜ばせるつもりで何かをしたのに叱られた。あるいは逆に、何もしていないのにやたらとほめられた。
そうなると、子どもとしてはどうしていいかわからず混乱します。
ほかに、心を傷つけてしまうダメな叱り方には、次のようなものがあります。


・「お姉ちゃんなのに」「お兄ちゃんなのに」と叱る

・「マサル君はもう〜なのに、サトシはまだそれしかできないの」とほかの子どもと比較して叱る

・「せっかく、〜教室に通っているのに、そんなんじゃ、お金の無駄ね」とお金のことを出して叱る

・努力したにもかかわらず、「何だ、〜点か」と、結果のみ見て叱る


これらを頭に入れて、お子さんの叱り方に気を配ってみてはいかがでしょうか。



引用元:
やっては絶対ダメ!な子どもの叱り方(excite)