ある日、ママが保育士に言いました。「私はうまくしつけが出来ません。保育園でしつけてください。」
近年働くママが増え、子どもを0歳から保育園に預けているママも多いと思いますが、この言葉、あなたはどう思いますか?
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が保育園児のしつけ、親の役割についてお話します。
■ストレスが多いのは働くママ?専業主婦?
保育園に預けているママが“保育園でしつけをやってもらっている”――これは事実ですよね。日中の9時〜5時の間子どもを預けている人の場合、離乳食の練習、トイレトレーニング、着替えの練習、その他のしつけ諸々、保育士が全てやってくれます。
反対に、専業主婦の人で子どもが3歳になるまで親子が家で過ごしている場合は、これらを一手に母親が引き受けます。すると悩んだり叱ったりする回数も家にいるママの方が自然と多くなります。実際、外で働いているママよりも専業主婦の方が子育てのストレスを強く感じていると言われています。
■保育園に「丸投げ」するのはどうなの?
「私は働いていて短時間しか子どもと接することができません。子どもと仲良くしたいので家では多少甘くしています。でも、保育園では厳しくしつけてください」と保育士にお願いしているママがいました。
確かに働くママは忙しいです。会社からの帰り道、スーパーに寄り買い物して、夕飯作って食べさせて、お風呂に入れて歯を磨いてやり、時計を見たらもう9時30分、「早く寝かせないと明日の朝起きなくなる」と慌てて寝かしつける。しつけどころではありません。
子どもにとっても集団生活の場である保育園は、家庭と比べてたくさんのルールがあります。そのため、家庭にいるときよりは緊張しているはずです。帰宅後は“のんびり緩く甘く”という考えも悪くはありません。
だからと言って「保育園ではテーブルの上に乗ったら先生が叱るけれども、ママは家では叱らない」であったり、給食で栄養士が考えた身体に良いものを食べてきているから、家ではインスタント食品やお惣菜だけでいいということではありません。
“保育園のように完璧は出来ないけれども、私も同じ方針で頑張る”という気持ちがあるとないのとでは大違いなのです。
■保育園育ちであれ「家庭教育」こそが基本
育った環境の中で子どもが最も大きく影響を受けるのは“家庭教育”であり、ママとパパの対応です。
「家で私が言っても言うことを聞かないし、私はプロではないので先生がビシビシしつけてください。」と言われた保育士は「私のことを信頼してくれていて嬉しい」と思うかもしれませんが、子どものためにはどうなのでしょう?
確かに寝ている時間を除いて、保育園で先生と過ごしている時間が多かったりします。保育園の先生を当てにしたくなる気持ちも分かりますが、それでも時間は限られています。それに、なにより、保育園の先生は子どもの一生に連れ添ってあれこれ声をかけてはくれないのです。
保育園の先生が小学校まで見に行くことは出来ません。子どもの生涯を見ているのは家族であり親なのです。
いかがでしたか。
たとえ長い時間幼稚園や保育園で過ごす子どもであっても、園にしつけを丸投げしないでくださいね。“社会生活の基本を教えるのは家庭である”ことをママはしっかり頭の片隅に入れておきましょう。
引用元:
【ワーママ問題】「保育園にしつけを丸投げ」しちゃっていませんか?(It Mama)