スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、松下幸之助など著名人が実践していることでも有名な“瞑想”。実は瞑想はお産においてもとても助けになるということをご存じですか?

健康志向の方に人気のヨガにおいても、最終目的が瞑想状態になることでもあります。

そこで今日は、ヨガインストラクター兼アーユルヴェーダアドバイザーの筆者が陣痛の痛みを和らげる瞑想法について、自身の出産経験をもとにご紹介します。



■瞑想ができるようになるためにヨガをする!

瞑想というと座って目を閉じ静かに静止している姿を思い浮かべませんか? この“瞑想のような姿”は誰でもできると思います。

ですが、瞑想ができるようになるには何年も何十年もかかることもあります。

先にご紹介した通り、ヨガの最終的な目的は“思考を止めること”、つまりこれが本当の瞑想状態ということです。私たちは常に考えても仕方のないことばかりが頭の中でいっぱいになり、それが大半を占めています。それが苦しみや病気になる原因だとヨガでは考えます。

だからと言って急に心を無にすることは簡単ではありませんので、ヨガで自分の肉体や呼吸に意識を向けることによってまずは“集中力”を養います。

この集中が高まると自然と瞑想に入れるようになりますので私たちが練習できるのは瞑想というよりも集中法と言ったほうが良いかもしれません。

■お産でパニックにならない瞑想法

筆者も今年8月に初めて出産を経験しましたが、「うーん!」といきむ最後の段階よりも、その前の長い長い陣痛のほうが痛くて辛い時間に感じました。

特に子宮口が全開になる直前は叫びたくなる痛みに襲われます。今まで味わったことのない痛みにパニックになり叫ぶことはもちろん、暴れてしまう妊婦さんもいると耳にしますが、そんな時こそ瞑想が役に立ちます。

ポイントは“痛みをありのままに受け入れ向き合う”こと。

叫びたくなる気持ちはあるものの、意識を痛みのある、赤ちゃんが出てこようとしている子宮の下部の方へ向け、そこに呼吸を深く送るようにしながら集中を向けます。この時は目を閉じた方が1点に集中を促しやすいかもしれません。

筆者も最初は痛みから逃げたくて何度か大声で叫んでしまいましたが、逆にその方が痛みが増し、さらに自分の声によってパニックに陥りそうになってしまいます。

大声で叫ぶのを我慢するというより、痛みのある所の1点に意識を向け、集中を促し深く呼吸をすると良いでしょう。筆者もこうすることで自然と大声はでなくなりました。



■自分自身を実況中継する「ラべリング」法を試してみて

練習におすすめの“ラべリング”法は、座って目を閉じている間に「ああ背中が痛くなってきた」と思ったら「私は背中が痛い、背中が痛い」と心の中で言います。

電車に乗って立っている間に腰が痛くなってきたら「腰が痛い、腰が痛い」またさらに集中を促しどんな痛みなのかを観察します。そして「腰がズンズン痛む、ズンズン痛む」と細かく中継をしていきます。これなら時間がない方もどこでも取り組んでいただけると思います。

この練習で痛みとしっかり向き合い、身体に集中をする練習をしていくと、ゆくゆくはご自身を冷静に客観視できるようになっていくかと思います。

そうすることで、「いざ出産!」となった時でも、慌てずに1点に集中を向け、本当の瞑想に入ることができ、陣痛も和らぐかもしれません。



いかがでしたか?

瞑想と一言に言っても様々な瞑想法がありますが、陣痛を和らげるためには“痛みと向き合いそこに集中する”という方法をおすすめします。

筆者自身は数年瞑想法を実践していますが、深い瞑想ができたと感じたのは出産の時の1度だけです。瞑想を取り入れ、お腹の赤ちゃんと一体になり出産ができると、「一緒に頑張った」という感動も深く感じられるのではないかと思います。

妊娠が分かったらぜひ瞑想の練習を始めてみてくださいね!



引用元:
お産がラクになる!とっておき「瞑想法」を現役ママが解説(It Mama)