羊水とは何で出来ているの?
羊水は妊娠初期では羊膜から染み出た水分によって形成され、水分の正体は母体の血漿などになります。妊娠中期以降は赤ちゃんが飲んで尿として排出を繰り返す事で増えます。羊水の成分は水分・電解質・脂質・糖分などで胎児を感染症から守る免疫物質や抗菌物質・成長を促進させる物質で構成されています。本来無味無臭で無色又は薄黄色や乳白色で、万が一羊水が濁ると胎児の成長に異常が発生し、肺炎を起こす可能性があるので非常に重要な水なのです。

羊水の重要な役割とは?
羊水の役割として衝撃の緩和・消化器や肺の成長促進・皮膚の保護・保温・抗菌作用・運動空間の確保が挙げられます。衝撃の緩和では外部からの衝撃以外に臍帯を保護したり子宮の収縮を弱める作用があります。羊水を飲む込む事で腎臓などの消化器官や呼吸の練習による肺の鍛錬を行えるので量を増やすだけでなく成長の促進に役立ちます。保水性の高いヒアルロン酸も豊富に含まれているので皮膚の保護性に優れており、保温性が高いだけでなく母体の体温が伝わり辛いので一定に保つ働きもあります。

羊水が分泌される場所
羊水は妊娠の初期には、羊膜という赤ちゃんを包む膜の一番内側の膜の細胞から分泌され作られるものです。その後、妊娠が進むと胎児の尿や気道からの分泌物が加わって構成されるようになります。赤ちゃんは1日に400mlほどの羊水を飲み込み尿として排出します。羊水の成分のほとんどは水分で、常に羊膜絨毛膜という部分を介して母体の循環系からたくさんの水分が供給されています。赤ちゃんが飲み込んでも、その分が供給されるため、常に一定の量が保たれています。

羊水検査の方法とは?
羊水検査では、赤ちゃん生まれてくる前の異常を早期発見することができます。この検査は染色体を調べるものとなっているので、必ずしも受けなければいけないというものではありません。具体的には羊水の中に含まれる胎児細胞の染色体を調べるようになっています。お腹の表面からせんし針というものを刺して、15ミリリットルから20ミリットルを採取します。羊水の中の胎児細胞を培養した後に、Gバンド分染法という方法で、染色体の数や形を調べるようになっています。結果がわかるのは約2週間後です。

羊水検査でわかる事とは?
羊水検査でわかることは、染色体の数や構造となっています。染色体には遺伝子情報がたくさん詰まっているので、ここで発達状況などを確認することができます。2本1組の染色体が1本だけという場合にはモノソミーと呼ばれています。これが3本あるという場合にはトリソミーと呼ばれます。常染色体は大きい順に1番から22番という番号が付けられていますが、この並び方に異常があると発達状況に異変が起こっている可能性が高くなります。染色体異常で多く見られるのがダウン症になります。この場合程度はさまざまですが、心臓に障害が出ることもあります。

羊水の量はどのくらいがベストか
羊水は胎児を様々な危険から守る役割をしているので、一定の量が必要です。この量が正常であるかどうかの目安のひとつに羊水ポケットというものがあります。これは、超音波で子宮の中の赤ちゃんと子宮の壁までの距離を測ったものです。これが一番深い場所を羊水ポケットとよび、この値から羊水全体の体積を推測するのです。この羊水ポケット1cm未満を羊水過少、8cm以上を羊水過多として正常でないものとします。つまり羊水ポケットがこの範囲であれば羊水量はベストであるといえます。

妊婦の羊水が少ない原因とは?
妊娠後期の羊水量がが少ない状態を羊水過少症といいます。羊水過少症の母体側の原因にとしては、妊娠高血圧症や膠原病など胎盤機能不全を起こしやすい病気を持っていると、赤ちゃんの元気もなくなります。こうした理由から心不全となり、羊水の主成分となる赤ちゃんの尿も作られなくなります。また、胎児側の原因としては閉鎖性尿路障害や尿排出障害、腎臓の先天性疾患など、その理由は様々ですが、妊娠中期の羊水過少の約半数は胎児異常が原因となっています。

羊水が少ない場合ママや赤ちゃんに与える影響とは?
羊水が少ないと赤ちゃんにどのようなリスクがあるのでしょうか。まず挙げられるのは、羊水は胎盤と赤ちゃんとの間のクッションの役割を果たしているので、少ないと胎盤が赤ちゃんを圧迫し、血流の流れが悪くなり、正常に発育できなくなるのです。また、羊水を上手に飲むことで肺の機能を発達させているので、羊水量が少ないためにそれが出来ないということは、肺が十分に発育出来ないということです。肺がそだたなければ呼吸不全から、生きていくが困難となります。羊水過少症には、こうした赤ちゃんへのリスクが挙げられます。

妊婦の羊水が多い原因とは?
赤ちゃんをさまざまな刺激から守るためにあるのが羊水になります。これは赤ちゃんが排出した細胞液や尿からできていますが、量が多くなることがあります。これを羊水過多と言いますが、さまざまな症状が現れることがあります。原因として考えられることは、赤ちゃんの喉や消化器官の障害によって、上手に飲み込めなくなる場合があります。また双子や三つ子などで赤ちゃんの尿の量が増えると言うことも原因として考えられています。胎盤に腫瘍があるというような理由もあります。

羊水が多い場合ママや赤ちゃんに与える影響とは?
羊水過多と診断されたときには、赤ちゃんにとくに大きな問題が生じないと言うこともあります。しかし先天性奇形などのリスクが高まる可能性もあります。羊水がたくさんあるということは、お腹の中で赤ちゃんが動きやすい状態となっているので、逆子になる可能性が高くなります。たくさんの羊水で子宮が圧迫されて、早産や早期破水などのリスクが高くなるとされています。しかし羊水過多と診断されてもあわてることなく落ち着いて対処をすることが大切です。

羊水が少なくなる羊水過少症の症状とは?
妊娠したときには、赤ちゃんをさまざまな刺激から守るためにお腹の中には羊水があります。しかし何らかの原因で羊水が多くなったり少なくなったりすることがあります。この中で少なくなった状態を羊水過少症といいます。基本的に羊水の量は妊娠後期で500ミリリットルから700ミリリットルとなっています。このときに見られる症状としては、お腹が小さく体重が増えないと言うことや胎動を感じないなどがあります。しかし妊婦自身が自覚症状を感じることは少ないという特徴があります。

羊水が少ない羊水過少症の治療法
羊水が100mmリットルを下回るような状態を、羊水過少といいます。原因は胎児の先天的異常や母体の健康状態(妊娠高血圧症候群)が関係しています。治療方法はこの原因と妊娠時期によって違ってきます。妊娠後期に羊水過少が発生したならば、胎児の健康に異常が起きている可能性が高くなります。胎児を手術することで助けることができますが、肺低形成の発生を予防するために胎児の健康状態が悪くなくても出産を早めることが多くなっています。

羊水が多くなる羊水過多の症状とは?
妊娠中の羊水の量が多くなることがありますが、これは羊水過多症といわれることがあります。妊娠25週頃から少しずつ自覚症状が現れると言うことが多くなっており、これは慢性型と呼ばれています。しかし数日で急に羊水が増えることもあるので注意をする必要があります。実際にどのような自覚症状があるのかというと、急に子宮が大きくなりむくみや胃の圧迫感、このほかにはお腹張りや頻尿や呼吸困難などの症状が現れます。異常を感じれば産婦人科を受診するようにします。

羊水が多い羊水過多の治療法
子宮内の羊水が800mmリットルを超える状態を羊水過多といい、母体に呼吸困難や悪心・嘔吐などの自覚症状がある場合、お腹から穿刺針を子宮膣内に刺して羊水を吸いとり除きます。羊水除去は効果が一時的であるので繰り返し行うか、胎児の月が満ちていれば出産させることもあります。大量の羊水を抜くことで腹部の圧力が減り、胎盤剥離や子宮収縮を起こす可能性が高いので安静にしている必要があります。出産も通常分娩であると合併症を起こし易いので、帝王切開で行われることが多いです。

出産時の羊水の役割とは?
羊水は妊娠中に赤ちゃんを守る役割を果たしています。何か刺激を受けたときにも、羊水によってこの圧迫を避けることができます。出産時には陣痛によって子宮収縮するようになっていますが、これは赤ちゃんにとって大きなストレスとなります。しかしたくさんの羊水があることでストレスを緩和させることができ、出産の時には少しずつ破水することで産道を潤し、赤ちゃんがスムーズに出てくるようにサポートをする役割も担っています。

出産時に羊水が少ない場合には?
出産時は陣痛が起こりますが、これは子宮が収縮している状態となります。陣痛による子宮収縮が起こったときに羊水がない場合には、赤ちゃんの体や臍帯が強い圧迫を直接受けることになります。したがって臍帯に流れている血液や酸素の量が少なくなるという危険性があります。また赤ちゃんが息苦しくなって難産になるリスクが高まります。そして参道を通る際に赤ちゃんの頭や体が引っかかるというリスクも高まります。このように羊水は重要な働きを担っています。

出産時に羊水が多い場合には?
妊娠中のお腹の中には羊水がたくさん入っています。これによって赤ちゃんを守っているのですが、なかにはこの羊水が多いことがあります。胃の圧迫感やむくみやお腹の張りや頻尿や呼吸困難というような症状が、妊娠25週から少しずつ現れるようになっていますが、出産時に破水をした後に、赤ちゃんより先に子宮口から臍帯が出てしまうという臍帯脱出のリスクが高くなってしまいます。これにより臍帯が圧迫され、血行障害によって赤ちゃんの命に関わる危険性があります。

臍帯脱出と羊水との関係とは?
羊水が多いと出産の歳に危険やトラブルが発生しやすくなっています。そのなかで臍帯脱出がありますが、関係性は、赤ちゃんがたくさんある羊水の中で自由に体の位置を変えることができるので、逆子になりやすいと言うことが考えられています。羊水がたくさんあると前期破水も発生しやすくなっているので、破水をしたときに臍帯脱出をする可能性が高くなります。出産時に臍帯脱出が発生すると、赤ちゃんの命を守るために緊急な対応が取られるようになっています。このような症状が起きる頻度は、頭位の場合では数千分の1程度となっています。

羊水で赤ちゃんをしっかりと守ろう
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羊水は一定の量が決まっているので、多くても少なくてもリスクが発生します。羊水過多や羊水過少症になってしまったら必ず治療を受け、安静に過ごしましょう。

赤ちゃんを守るために重要な羊水をしっかりと管理し、元気な赤ちゃんを産めるように、楽しい妊娠生活を送りましょうね♪



引用元:
羊水は赤ちゃんを守ってくれる!羊水過多や羊水が少ない羊水過少も紹介(mamari)