赤ちゃん体操をご存じですか?赤ちゃんの心身の発達に良い影響を与えると言われており、体操教室などもあります。こちらでは赤ちゃん体操の方法や注意点をまとめました。赤ちゃん体操のやり方を新生児から11ヶ月まで月齢別にご紹介しますので、ぜひ赤ちゃん体操で赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんで下さいね。


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(2015年11月25日更新)



赤ちゃん体操とは?
赤ちゃん体操とは、パパやママが赤ちゃんと楽しむ体操です。ベビー体操やベビービクスとも呼ばれています。

赤ちゃんとコミュニケーションをとる方法の一つでもあり、赤ちゃんの運動機能と心の発達に影響を与えてくれますので、是非チャレンジしてみましょう!

赤ちゃん体操はいつから行ってよいの?
赤ちゃん体操は、月齢に合わせて赤ちゃんの身体を動かしていく体操なので、新生児の頃からできます。

月齢が進むに連れて、可動域が広がりますので、月齢に合わせた赤ちゃん体操を赤ちゃんの様子をみながら行っていきます。

便秘も解消?赤ちゃん体操の効果
赤ちゃんの便秘で悩んだことのあるママも少なくないと思います。こんなときは、薬や浣腸に頼る前に赤ちゃん体操を試してみましょう。

赤ちゃん体操で足の動きを加える事で、腸の動きを活発にし、便秘を解消してくれますよ。

ダウン症児にも赤ちゃん体操はおすすめ
ダウン症の赤ちゃんは、生まれつき筋肉が弱いため、自分で体を支えたり動かすことが得意ではありません。

赤ちゃん体操は、そんな赤ちゃんの筋肉を発達させ、姿勢を正し、運動機能を身につけることにも役立ちますので、日本ダウン症協会でも推奨されています。


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赤ちゃん体操の注意点
室温を20度くらいに保つ
赤ちゃんは薄着または裸で行う
赤ちゃんの機嫌がよいときに行う
赤ちゃん体操を始めるときは、上記の点に注意しましょう。赤ちゃんは基本暑がりなので、体操で赤ちゃんが快適に動けるように薄着か裸で行います。

何よりママと赤ちゃんに楽しんでもらう体操なので、機嫌が悪い時や途中で機嫌が悪くなったらやめてあげましょう。

赤ちゃん体操のやり方


赤ちゃん体操のやり方を月齢別に2種類ずつご紹介します!ぜひ試してみてくださいね!

手の体操(生後0〜2ヶ月)
ママの親指を赤ちゃんの小指側から入れたり出したりします。そして、赤ちゃんに指を握らせたり開かせたりしてみましょう。

股関節の体操(生後0〜2ヶ月)
画像:ameblo.jp

赤ちゃんの両太ももの後ろにママの手を添えて、ゆっくりと外側に開きます。これを何度か繰り返します。オムツ変えのときに一緒に行うのもおすすめです。

両腕を交差する体操(生後3〜5ヶ月)
仰向けの姿勢で、ママの親指を赤ちゃんに握らせ、ママの残りの4本の指で赤ちゃんの手首を包み込みます。赤ちゃんの両腕を軽く外側に開いてから、胸の前で交差させます。

これをゆっくり繰り返し行います。

足首をほぐす体操(生後3〜5ヶ月)
仰向けの姿勢で、ママの片手で赤ちゃんのすねを支え、もう片方の手の平を赤ちゃんの足の裏に当てます。ママの足の裏に置いた手首を動かすことで、赤ちゃんの足首が動きます。

赤ちゃんの足首を曲げたり伸ばしたり、左右に傾けたり、回してみましょう。反対の足も同様に行います。

両腕の屈伸体操(生後6〜8ヶ月)
仰向けの姿勢で、ママの親指を赤ちゃんに握らせ、ママの残りの指で赤ちゃんの手首を包みます。片方の腕を肩からまっすぐ伸ばし、もう片方の腕は曲げるようにして、交互に屈伸させます。

慣れてきたら、左右交互にリズミカルに動かしてみましょう。

足の屈伸体操(生後6〜8ヶ月)
画像:www.hankyu-dept.co.jp

赤ちゃんの足首を外側から包むようにして、ママの手で支えます。赤ちゃんの膝を軽く曲げてから、片足ずつ赤ちゃんの太ももが赤ちゃんのお腹にまっすぐ付くように膝を深く曲げます。

赤ちゃんが歩くときの足の動きをイメージしながら左右の足の屈伸運動を行います。

キック体操(生後9〜11ヶ月)
ママは手を赤ちゃんの足の裏に当て、赤ちゃんの足首を支え、赤ちゃんの両膝を深く曲げ、かかとをお尻に付けるようにして押しつけます。

そうすると、赤ちゃんは足の筋肉を使ってお母さんの手のひらを蹴り、膝をぐんと伸ばして背中を反らしながら伸び上がります。

空中ブランコ体操(生後9〜11ヶ月)
ママの親指を赤ちゃんに握らせ、残りの指で赤ちゃんの手首をしっかり支えて、静かに引き上げて、様子をみながらゆっくりと赤ちゃんを降ろします。

赤ちゃんの体操教室もあります


赤ちゃんが楽しく体を動かすことができれば、それは赤ちゃん体操です。決められたやり方やルールはありません。

キッズウィズやコナミスポーツクラブなど、赤ちゃん体操ができる体操教室もあります。

体操教室での赤ちゃん体操は、自宅で行う体操とはまた違い、インストラクターやママ同士の交流も生まれて、ママのリフレッシュにもなりますし、調べて行ってみるのもおすすめですよ。



引用元:
赤ちゃん体操とは?赤ちゃん体操の効果や方法、注意点について(ママリ)