双子の出産は一人だけの子どもの出産よりも危険性が高いと言われ、帝王切開が勧められる場合も多くなります。帝王切開をしたときと、経膣分娩のときとで、出産後3か月での違いを調べる研究が行われました。


◆産後3か月まで追跡

以前の研究で、双子を妊娠した女性を対象として、帝王切開を計画して行うか、経膣分娩を計画し、必要になったときだけ帝王切開を行うかによって、出産直後の子どもの死亡などの問題が起こる頻度に違いが見られないという結果が得られていました。

研究班は、対象となった母親をさらに追跡し、2,570人から産後3か月で質問票により授乳や生活の質(QOL)などを聞き取りました。



◆影響は見られず

調査の結果、帝王切開を計画したか経膣分娩を計画したかによって、母乳を飲ませているかどうか、また母親の生活の質、うつ症状、疲労、尿失禁、夫婦間の関係性に違いは見られませんでした。



帝王切開にも経膣分娩にも、それぞれの良い面と悪い面があります。この結果は、どちらかを選ぶときの参考にできるかもしれません。


引用元:
双子の出産、帝王切開をするとその後の生活に影響はあるか?(MEDLEY(メドレー))