過去最悪のペースで増え続ける児童虐待を防ごうと、思いがけない妊娠や育児に悩む女性を支援する全国組織が設立されました。
19日、新潟市で全国組織の設立集会が開かれ、医師や自治体の担当者などおよそ60人が集まりました。この中では、全国組織の代表で、大阪で思いがけない妊娠などに悩む女性からの相談に応じている佐藤拓代医師が「誰にも言えず、ようやくの思いで相談してくる女性の気持ちに寄り添って必要な支援につなげることが大切だ」と呼びかけました。
ことし3月までの1年間に全国の児童相談所が把握した児童虐待の件数は8万8000件余りと、これまでで最も多くなっています。厚生労働省がおととし虐待で死亡した子どもの事例を検証したところ、半数近くが0歳児で、母親の3割近くは妊婦検診を受けていないなど、妊娠期からの支援が課題となっています。
全国組織では今後、相談員の質を向上させるため勉強会を定期的に開くことや、相談の内容を分析し必要な支援について国に提言していくことにしています。「全国妊娠SOSネットワーク連絡会議」の佐藤拓代代表は「各地の相談窓口の担当者が連携することで虐待を防いでいきたい」と話しています。

引用元:
妊娠期から相談受け付け 虐待防止の全国組織設立(NHK‎ )