赤ちゃんのお世話の悩みで多いのが生え始め期の赤ちゃんの歯。初めての子どもならば、一体どうケアしてあげたらよいのか、いつからケアすべきかいろいろ戸惑うことが多いかと思います。

筆者の周りでも、半年を過ぎると「○○が気になるけど、歯医者さん行った方がいいの?」と聞かれることが多いです。

そこで今回は、ママ歯科医師である筆者が、赤ちゃんとママにとって歯医者さんデビューはいつが良いのか、その理由とあわせてお伝えします。



■歯医者さんデビュー、「思い立ったら」デビュー時です!

出産と同時にスタートする赤ちゃんのお世話。おっぱいやミルク、沐浴にオムツ替え……。慣れない赤ちゃんのお世話はある程度産院で教えてもらえます。実際にレクチャーを受け、退院後はそれを思い出しながら、いつの間にか半年もすれば慣れるものです。

ところが、たとえ産院などで教えてもらってもあまり頭にあまり残らないのが“お口のケア”です。自治体によっては母親学級などで、生後5ヶ月頃に離乳食やお口のケアについて話を聞く機会がありますが、タイミングが合わなかったり、お熱で参加できなかったりすると、手探りでのスタートとなります。

その後、6〜7ヶ月健診、9〜10ヶ月健診がありますが、ここでは歯の本数や異常の有無を見る程度。実は1歳半健診まで、歯科医師による歯科健診は空白の期間になってしまう可能性があるのです。

もし、生えてきたときに気になる点があったり、むし歯かなと心配なまま、1歳半健診を待つのでは遅すぎます。

筆者は、歯が生えてきたら、むし歯などお口の中の病気の診察と合わせ、歯磨きやおやつの与え方など、歯を守るケアをプロに教えてもらう“歯医者さんデビュー”をオススメしています。

最近は子連れでも通いやすい歯科医院が増えました。赤ちゃんでも診てもらえるか不安な場合は、電話で確認してから予約すれば安心です。日本小児歯科学会のホームページでは、お近くの小児歯科専門医のいる医療機関を検索することもできます。

■こんなときは小児歯科へ行こう

(1)歯の色が気になるけど、むし歯なのか判別できない

むし歯か心配なときは、歯医者さんでしっかりと確認してもらいましょう。生えてきた歯の色が白っぽかったり、黄色っぽい場合があります。光の反射でむし歯に見えているだけなのか、歯の石灰化がうまくいかなかった部分なのか、むし歯なのか……素人ではわかりません。

歯科医院のチェアでライトを当てて、きちんと確認してもらいましょう。症状に合った対処法も教えてもらえます。

(2)歯に白いものが付着して歯ブラシでとれない

歯石は大人にしか付かない、というイメージがあるようです。しかし、実際は体質によって赤ちゃんでも歯石が沈着していることがあります。赤ちゃんも必要に応じて歯石除去を行います。まずは歯医者さんでチェックしてもらいましょう。

(3)2つの歯が合体している

癒合歯(ゆごうし)といって、2つの歯がくっついていることがあります。この場合、くっついている部位は非常に磨きづらく、むし歯になりやすいのです。必要に応じて、溝になっている部分をセメントや樹脂などで予防的に埋めてもらう、むし歯になっていたら治療することが大切です。入り組んだ場所の磨き方も教わりましょう。

他にも、歯をぶつけた、歯並びが心配など、ママの感じた疑問や不安は実際に診察を受けて解消しましょう。必要があれば大学病院などを紹介してもらえます。



いかがでしたか。

小児科と違い、歯医者さんは泣いたらどうしよう、何されるんだろう、と気構えてしまいますよね。でも最近は歯科界も妊婦さんや赤ちゃんの歯を守ることに力を入れています。ぜひ、最初の一歩を踏み出して歯医者さんデビューしてくださいね。



引用元:
歯科医ママに聞いた!赤ちゃんの「歯医者さんデビュー」はいつすればイイの?(It Mama)