母体が肥満だと、流産や未熟児などのリスクが高くなると聞いたことはありませんか。2人目の妊娠を希望しているものの、体重が減らせないという女性から寄せられた、肥満と妊娠出産のリスクについての質問に、看護師さんたちは何と答えているでしょうか。
■ママからの質問:「肥満による妊娠出産へのリスクについて」
『2人目妊娠希望の28歳です。1人目出産後に10kg体重が増え、計算上BMI指数が肥満ゾーンにかかってしまっています。1人目妊娠以前に流産経験があり、肥満も流産の原因になると指摘され、ダイエットしてからの妊娠・出産でしたが、妊娠中に妊娠糖尿病予備軍となり要経過観察の状態でした。妊娠までに減量したほうがいいことはわかっていますが、なかなか減りません。このまま妊娠した場合、妊娠中のリスクと対策を教えてください。(20代・女性)』
■肥満状態での妊娠は母子ともに高リスク
肥満のまま妊娠すると、流産のほか、妊娠糖尿病や高血圧、難産など様々なリスクが高まります。やはり、肥満体質を改善してからの妊娠出産がおすすめのようです。
『肥満のまま妊娠すると、妊娠性高血圧症になりやすい、おっしゃるように妊娠糖尿病になりやすい、出産時には、脂肪のために産道が狭くなり難産になりやすい、微弱陣痛、胎児の回旋異常が起こりやすい、などのリスクが高まります。さらに妊娠中に糖尿病を発症すると、早産や流産、羊水過多、巨大児、発育不全、生まれたての赤ちゃんが低血糖になる場合もあります。(産科看護師)』
『肥満状態での妊娠では未熟児として生まれてくる確率が高くなり、それだけ病気にかかりやすいという状況になってしまいます。おっしゃるように流産のリスクにもつながってしまいます。深刻なものでなければ腰痛を起こしやすくなったり、さらにおなかの皮膚が伸びることで妊娠線も出やすくなります。 (看護師)』
『出産のときにも皮下脂肪で産道が狭くなり難産になり、それがもとで子どもに障害が出るということもあり得ます。万全を期すのであれば、体質改善後の妊娠出産を心がけましょう。(看護師)』
■食事と運動でコツコツ体重コントロール
毎日の食生活と運動習慣で体質は改善できます。体重を減らすだけでなく、妊娠しやすい身体を作ることにもつながりますので、できることから頑張ってみましょう。
『妊娠経過や出産に悪影響ですから、BMIが肥満ゾーンにあるのでしたら、妊娠しやすい体を作るためにも体重をコントロールしてください。食事は、葉酸やカルシウム、鉄分、大豆イソフラボンを多めに、バランスのとれた低カロリーの食事を心がけてください。脂肪を燃焼しやすい有酸素運動、少し汗をかくくらいの散歩や、軽いジョギング、ヨガや体操など、毎日行うようにしてください。(産科看護師)』
引用元:
2人目妊娠中だが肥満…痩せないと流産・難産のリスクが?(マイナビニュース)