厚生労働省は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った臨床研究を実施する際の安全性に関する基準作りに着手する。
安全性についての一定の基準を明確化することで、研究がスムーズに進むようにする狙いがある。
iPS細胞は皮膚や血液などの細胞に遺伝子を入れて作る。その後、目や神経、筋肉の細胞に変えて移植をするが、移植する細胞で遺伝子の変異が起きている可能性があり、その変異がもとで細胞が腫瘍化するリスクが指摘されている。
厚労省は研究班を設置。安全性確認のために遺伝子分析や動物実験でどのような検査が必要か、治療対象の病気ごとにリスクはどう変わるのか、などを検討し、今年度中に一定の方向性を出す。iPS細胞のほか、受精卵から作られるES細胞(胚性幹細胞)、既に臨床応用が進む体性幹細胞も対象とする。
引用元:
iPS移植に安全基準、厚労省が研究班(読売新聞)