大型リゾート施設ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)は13日、福岡市博多区に開院するクリニック(診療所)と連携すると発表した。観光と診療を組み合わせた「医療ツーリズム」を推進し、国内外からの来場者の増加やブランドイメージ向上を目指す。

 クリニックは、「ハウステンボス・サテライト H2クリニック博多」の名称で、今月20日に開院する。最新のMRI(磁気共鳴画像装置)を活用した高精度の検診や、水素ガスを活用した難治性炎症疾患の治療などに取り組む。院長は、原土井病院(福岡市東区)の元整形外科部長、石橋徹氏が務める。

 HTBは今年5月、園内に遺伝子解析など先端的な検査が受けられる施設「健康と美の王国」をオープンした。医師が常駐し、骨密度や血管の検査やアドバイスが受けられる。1日に約200人が簡易検査を受ける人気施設となっている。

 健康をテーマとした事業展開として、同クリニックとの連携を決めた。資金援助のほか、高度な検査や治療を希望するHTB来場者に、同クリニックを案内する。一方、同クリニックでは、HTB滞在によるリフレッシュを勧める。

 医療と観光をセットにした「医療ツーリズム」は、海外の富裕層を主なターゲットに、観光の新たな分野として、成長が期待されている。国は医療目的の来日外国人を対象にした「医療滞在ビザ」を新設するなど、受け入れの拡大を図っている。

 記者会見したHTBの沢田秀雄社長は「医療観光は今後の観光の主流になる。このような医療施設があれば、海外からもお客さんが来ていただける」と語った。


引用元:
ハウステンボスが医療ツーリズム推進 博多の診療所と連携 (産経新聞)