2人目以降の出産で気になるのが「上の子を出産に立ち会わせるべきか?」。出産は生命の誕生を知る、またとない貴重な経験ができるでしょう。上の子の年齢や性格に合わせて立ち会わせるかどうか決める人は多いですが、上の子が立ち会うことで意外な事実が見えてきます。助産師さんの本音も交えてご紹介いたしましょう♪

上の子を立ち会わせるべきか?
新たな命の誕生、奇跡のようなその瞬間に「上の子を立ち会わせたい」。そう考える人も少なくありません。

これだけママが頑張って自分が生まれたんだと知り、自分がお兄ちゃん(お姉ちゃん)になった瞬間を知る・・・そんな経験は上の子の心にきっと響くでしょう。

上の子の年齢や性格に合わせるべき
上の子を立ち会わせる場合には、年齢や性格を1番に考えましょう。年齢が幼すぎる場合には、陣痛に耐えるママの姿に泣いてしまう場合もあります。

出産を理解できる年齢であっても、性格が繊細な場合には心に負担をかけてしまう場合もあるでしょう。

家族みんなで赤ちゃんの誕生に感動するためには、上の子の気持ちになってよく考えてみることが必要です。

私が実際に聞こえてしまった・・・ある妊婦さんの出産
私は切迫早産で長期入院してしまったため、ほぼ毎日陣痛が始まって運ばれてくる妊婦さんの姿を見ました。
もちろんその中には、上の子を立ち会わせている妊婦さんもいました。

特に陣痛室や分娩室から近い大部屋での入院だったからでしょうか、大泣きしている上の子がいたことを覚えています。

旦那さんが携帯電話で「分娩室に入れない!立ち会いなんだけど・・・。」と話しているのが聞こえました。結局、誕生の瞬間に立ち会えなかったようでした。

上の子自身が「立ち会いたい」と希望していても、上の子の性格や年齢によっては出産がどういうものなのかを理解するのは難しいと感じました。

ベテラン助産師さんから本音を聞き出しました・・!

上の子の立ち会い出産についてベテラン助産師さんと話をする機会がありました。

率直に「上の子を立ち会わせると言われたらどう思いますか?」そう聞いたところ、意外な本音がポロリ。

お産が長引く場合があるから・・・
ベテラン助産師さんだけあって経験を話してくれました。

「上の子が立ち会っている場合、お産が長引く人が多い傾向があるよ。だって上の子が泣いちゃったりしたら気になるでしょ?」

どうやら上の子の様子が気になって、お産が長引く場合があるようです。陣痛室にいるときに上の子が不安な様子を見せた場合には、立ち会い出産を見合わせた方が良いでしょう。


上の子のお世話に、1人助産師さんが取られると大変なときもあるのよね・・・
上の子を立ち会わせたい!そう妊婦さんにお願いされると、可能な限り協力してくれるでしょう。しかし、他の妊婦さんの出産が重なった場合や緊急の出産が発生した場合にはツラいようです。

「他の人の急なお産が入って、上の子の立ち会いを強制的に止めなければならなかったことがある。その日はキレイな満月だったからねぇ。」とのことでした。

ちなみに満月の日にお産が多いのは事実のようです。


満月の夜に出産が多いってホント…?満月と出産の不思議な関係

「満月の夜に出産が多い」と言う話を聞いたことはありませんか?産科の分娩…
立ち会い出産できなくても、立派なお兄ちゃんお姉ちゃんに。
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立ち会い出産で、上の子が声をかけ続けてくれた。お水を飲ませてくれた。

そんな感動する話もたくさんありますね。赤ちゃんが生まれるという神秘の瞬間に上の子が心に感じるものは、言葉にできないほど大きなものでしょう♡

しかし上の子の年齢や性格を考慮して、立ち会い出産をあきらめた場合でも、上の子は立派なお兄ちゃんお姉ちゃんに成長してくれます。

最初は大切なママが取られちゃったような寂しさと、自分がもうお兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだという不思議な気持ちで赤ちゃん返りをすることもあるでしょう。

「こんな赤ちゃんのときがあったんだよ、その時ママはね・・・」と上の子の赤ちゃんのときの様子を話しながら、ギュッと抱きしめてあげて下さい。

そのうち抱っこしたら照れちゃって「赤ちゃんじゃないもん!やめてよー♪」と言われる日が来るかもしれません。



引用元:
ベテラン助産師さんが本音を話した!上の子の立ち会い出産はあり?なし?(mamari)