つらいことが、人生にはつきものです。学校では、勉強のこと、スポーツのこと、友だちのこと、と、試練の連続です。社会に出た後も、何度もへこたれそうになったり、ギブアップしたくなる時期があります。受験に失敗したり、部活でレギュラーになれなかったり。就職で失敗したり、結婚する約束をしていた人に急に別れを告げられることもあるかもしれません。

多くの人には、20代で大きな試練がきます。
そのとき、もうちょっと頑張ろうと思えるのか、それとももうダメだと諦めてしまうのか。その粘りやふんばりができるかできないかで、人生の道は大きく分かれます。

お子さんの人生にも、残念ながら、その「つらいこと」はやってきます。
大切なのは、「つらいこと」があったときに「立ち直ることができるタフなこころ」を育てていくことです。
そのうえで大切なのが、親が愛情を惜しみなく注ぐことです。とくに0〜6歳(乳幼児期)は、「心の土台づくり」となる重要な時期です。人生における基本的な安心感、信頼感などが育つ時期です。

愛情をたっぷり受けた子どもは、「ぼくは(私は)愛されている。大切にされているんだ」と実感します。すると、「自分は幸せになっていいんだ。なれるんだ」と自分を肯定する気持ちを持つことができるようになります。

お子さんに「愛している」と言葉でどんどん伝えてください。心で思っているだけではなく、「愛している」と言葉で言いましょう。だっこしたりタッチしたり、たくさんスキンシップを行ってください。ぎゅっとしたり、ほっぺにチュッとキスしたり、スキンシップをされてください。

そうされていると、「ぼくは、わたしは、愛されているんだ!」という感覚が育ちます。この感覚が、将来、お子さんが「つらいこと」を乗り越えていくうえで、基本的な「生きる力」になっていくのです。「心の折れない子」に育っていくのです。




ラブとハッピーに満ちた子育てで「立ち直り力」(レジリエンス)が育つ
ラブとハッピーに満ちた時間をすごし、お子さんが「愛されている実感」を持つことができると、それが大きな自信につながります。すると、そのあとの人生で、たとえ失敗しても「大丈夫!」と思えるような大きな自信を持つことができるようになるのです。

この「こころの回復力」=「立ち直り力」のことを、心理学では「レジリエンス」といい、いま、子育てでもっとも重要な「育てておきたい力」の一つとして、注目されています。

6歳までの、愛に満ちた子育てが、お子さんが20歳以上になったときに、「困難を乗り越える力」となって生きてきます。それは、幼少期に「心の土台づくり」ができているかどうかにかかっているのです。0〜6歳の時期に「親から十分に愛された」という経験が少ないと、人間は、心が折れやすくなります。

実際、何かにつまずくと「もう頑張れない」となってしまう人のカウンセリングをしていると、「幼いころに、お母さんと楽しく遊んだ思い出が思い出せない」というのです。

楽しい思い出をたくさんつくりましょう。
そして「あなたなら大丈夫」「きっとできる」と信頼と期待に満ちた言葉をかけていきましょう。


引用元:
「つらいことがあっても、立ち直れる子」の育て方(excite)