「ただいま」とドアを開けて一番に聞こえてくるのは、ママの怒鳴り声と子どもの泣き声。毎日これでは、とても“安らぎの我が家”とは言えませんよね。パパも家へ帰る足が遠のいてしまうかもしれません。

逃げたい気持ちもよく分かりますが、これは家族の問題、パパの問題でもあるのです。しかもこの問題の場合は、パパのちょっとした行動で、お家の中のピリピリムードをガラリと変えられるかもしれない可能性を秘めていますから、ぜひパパに頑張って頂きたい!

今回は四児の母で子育てアドバイザーでもある筆者が、怒ってばかりのママを救うパパの行動4つをご紹介します。



■ママの怒鳴り声は、SOSを出している証拠

仕事で不在の間、ママは何をしているかご存知ですか 朝ご飯の片付けをしている最中にぐずり出す我が子、その相手をしていたらゴミの時間はとうにすぎてしまった。掃除もままならず、すぐに子どもの離乳食。ゆっくり1さじずつつき合っていると軽く1時間は過ぎてしまいます。気付いたらお昼ご飯、台所を見ると、まだ朝ご飯の食器が山積み……。

可愛い盛りの子を怒鳴ってしまうのは、ママが心身ともに余裕が無く、疲れているからかもしれません。そのような前提のもと、以下のような行動を試してみる事をオススメします。



■1:【片づけ・掃除】散らかった台所や部屋は黙って片付ける

もし帰宅したときに台所がぐちゃぐちゃだったり、おもちゃが散乱していたら、黙って片付けてください。週に一度でも、家中掃除機をかけてもらえたら、それだけでママは大助かりです。

また、冷蔵庫に腐った野菜を発見しても、何も言わずに捨ててください。とにかく自分は“夜中にこっそり仕事をする小さな小人”に徹してください。「野菜が腐ってたから捨てたよ」などと指摘した途端、功績は無に帰します。

子育てのストレスでいろいろなことに敏感になってしまっているママ。イラッとすることがあっととしても、そこは心を広くして、グッと我慢してください。

■2:【育児の手伝い】育児への参加を積極的に少しずつ増やす

「ウンチしたよ」と報告するだけでは育児に参加しているとは言えません。どうしたらよいか分からなければ正直にどうすればいいか教えを乞い、実践しましょう。パパが前向きな態度であれば、ママは優しく教えてくれるはず。

寝かしつけも、出来なかったらすぐ「はい、ママがいいんだって」などとあきらめず、出来るだけ自分で最後まで請け負ってください。子どもも段々慣れて、パパの腕で可愛く眠れるようになりますよ。



■3:【話は聞く側に】アドバイスのしすぎは厳禁!

ママのとりとめの無い話に、「この話のオチは何だろう」「こうすればいいのに」など、モヤモヤする事があると思います。でもここではあいづちのみで、出来るだけ口を挟まないようにしてください。何と言っていいか分からないとき、テキトウに言葉を選ぶくらいなら、何も言わない方が圧倒的に好印象を残します。

大切なのは、「パパはママの味方だよ」というメッセージを伝える事。あまりにもアドバイスをしようものなら、ママは固く心を閉ざしてしまいますよ。



■4:【ママへの愛情表現】スキンシップとデートの時間を作ってあげて

月に一度はお金を払ってでも子どもを預けて、デートの時間を作りましょう。特に子どもが小さい頃は、一日中どこにもいかなかったなんてこともざらなママの生活に、華やかな刺激は気分転換にもってこいです。

夜のスキンシップも忘れずに。女性は思いやりのあるスキンシップは拒否しないもの。もし拒否されるとしたら、やり方が自分本位になっている可能性があります。心を開いて、夫婦で話し合うのもオススメです。



いかがでしたか?

新婚当初を思い出すと「こんなはずじゃ……」と途方に暮れてしまう今の生活は、パパの力量ひとつで簡単に変わります。ママも怒りたくて怒っているわけではありません。まずは、ママの立場になってお家を見回してみてください。ママがイライラしている理由もわかるかもしれません。また、パパが積極的に育児に参加することで、ママのイライラもきっと収まりますよ。ラブラブな夫婦、仲良しな家族を目指してくださいね。



引用元:
子育てストレスで「怒ってばかりのママを変える」パパのイクメン行動4つ(It Mama)