事に誕生した2人目。その途端に上の子が、ミルクを哺乳瓶で飲みたがったり、おもらししたりと”赤ちゃん返り”してしまうことがあります。

赤ちゃん1人でも大変なのに、この現象に精神的に参ってしまう親御さんが後を絶ちません。

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が”赤ちゃん返りの予防策”と”赤ちゃん返りした子に対してママがするべきこと”についてお話ししたいと思います。



■どうして「赤ちゃん返り」しちゃうの?

出産のため入院するママ。上の子は生まれて初めて長い日数、母親と離れることを経験します。

お見舞いに行きやっとママに会えたのに、その胸には常に赤ちゃんが抱かれています。兄弟が誕生した喜びよりもショックの方が大きいです。

「弟が出来て嬉しいでしょ」と看護師さんから言われ、わかってはいてもなんだか悲しいのです。退院後も大人の視線もほとんど赤ちゃん方へ向けられます。「まあ、可愛い」「抱っこさせて」と話題の中心は生まれたばかりの弟のことばかり。

それまでは親からの愛情を一身に受けていたのにそれが二分されてしまいます。二分どころかほとんど下の子に持って行かれた喪失感……。上の子がジェラシーを感じてしまっても仕方ないですよね。

■ママがやってしまいがちなNG発言

赤ちゃん返りに困り果て、上の子の気持ちを推し量ることができないママはつい、こんな言葉をかけてしまいます。

「お兄ちゃんになったんだから、いつまでも甘えていてはおかしいわよ!」

「お母さんは赤ちゃんの世話で忙しいの。なんでわざと困らせるようなことするのよ!」

上の子にとっては傷口に塩を塗られた気持ちです。”赤ちゃん返り”に対して叱ってはいけません。上の子だってまだまだ子どもです。優しい言葉をかけてあげるように心がけましょう。



■赤ちゃん返り脱出のために「ママがするべき」3つの行動

赤ちゃんが生まれて、赤ちゃんに目がいきがちな気持ちはわかりますが、上の子の気持ちに配慮してあげることも大切です。

(1)上の子へ今まで以上に”愛”を伝えてあげる

産院との上の子と久々のの対面のときは下の子は助産婦さんに一瞬預けましょう。「わあ、久しぶり、会いたかったよ」と上の子を抱きしめてあげましょう。これだけで上の子は救われます。ママが取られてしまった寂しさを感じさせないためにも、今まで以上に”愛情”を注いであげてくださいね。

(2)下の子のお手伝いをしてもらって”大切な存在”だと伝える

「忙しいから邪魔をしないで」ではなく下の子のタオルを畳ませたり、オムツを取ってきてもらうなどのお手伝いをさせましょう。

「○○ちゃんがお手伝いしてくれるから本当に助かるわ。ありがとう」

「沢山のことを我慢していることをママはわかっているよ。でも、赤ちゃんは世話が焼けるから辛抱してね。あなたも昔赤ちゃんでママも大変だったわ」

上の子は、お手伝いすることで“お世話することの大切さや楽しさ”、“自分の存在価値を認識する”ことができます。たくさんお手伝いをしてもらって、たくさん褒めてあげてくださいね。

(3)ママと上の子との2人の時間も作ってあげる

下の子が寝ているとき上の子だけのための時間を作り、遊んであげましょう。週末はパパに赤ちゃんを預けて上の子とママだけでお出かけするのも良いです。ポイントは“下の子がそこにはおらず、ママを独占できる時間を作る”ということです。思いっきり親に甘えられる時間を作ってやり、寂しさを軽減させてあげましょう。



いかがでしたか。

ママにとってしんどい上の子の“赤ちゃん返り”。でもその行動の要因を作っているのは親の対応だったりします。

わけ隔てなく愛情をかけているつもりでも、上の子から見れば「自分はないがしろにされている」と感じています。上の子をなんとかしようとは思わないで、ちょっとしたママの言動の変化で”赤ちゃん返り”はおさまるかもしれません。

赤ちゃんが生まれたことによって、赤ちゃんに目がいきがちな状況にはなりますが、上の子にも気を遣ってあげてくださいね。



引用元:
原因はママにあるかも!「赤ちゃん返り」した上の子への3つの愛情プラン(It Mama)