毎日新聞 2015年11月03日 地方版

 親が育てられない子供を匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」を設置する慈恵病院(熊本市西区)は、24時間態勢で妊娠・出産に関する相談に応じるNPO法人を来春までに設立する。慈恵病院の相談部門を独立させることで、相談数の増加で膨らみ続ける運営費などの病院負担を軽減し、相談業務の充実につなげたい考えだ。

 慈恵病院によると、2007年のゆりかご運用開始に合わせて妊娠・出産に関する相談窓口「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」を設置。現在は常勤と非常勤を合わせて7、8人の相談員が24時間態勢で相談業務にあたっている。相談件数は開設当初から増え続けており、2014年度には前年度の2・7倍となる4036件になった。それに伴って病院が負担する人件費なども増えている。

 このため、相談部門をNPO化することで財源を独立させることにした。将来的には、寄付した人が所得控除などを受けられて寄付が集まりやすくなる認定NPO法人化を目指している。慈恵病院の蓮田健産婦人科部長は「NPO法人化できれば相談員の増員や電話回線の増設などを図っていきたい」と話している。【


引用元:
慈恵病院:相談部門、NPO化 妊娠・出産関連を 来春までに /熊本(毎日新聞)