がん専門医らでつくる日本癌がん治療学会は、抗がん剤治療などの影響で不妊になる恐れのあるがん患者の卵子や精子を、治療前に凍結保存するための指針作りを始めた。
抗がん剤や放射線治療は不妊のリスクを高めるため、治療前に卵子や精子を凍結保存する取り組みが医療現場で広がりつつある。日本産科婦人科学会も昨年、がん治療などの場合は、医療行為として卵子の凍結保存を認める見解を出している。
ただし、がん治療による不妊リスクなどの情報が治療前の患者に十分伝わっていないとされることから、日本癌治療学会は、がんになった臓器や治療法ごとの不妊リスク、卵子の採取に適した年齢などに関する指針作りに着手。2年後にも全国の医療機関に周知するという。
指針の作成委員長を務める青木大輔・慶応大教授(婦人科腫瘍学)は「各専門医が連携し、がん患者の妊娠・出産の可能性を残すより良い方策をしっかり議論したい」と話している。
(2015年11月2日 読売新聞)
引用元:
がん治療で不妊リスク…患者の精子・卵子、凍結保存に指針 (ヨミドクター)