生後2カ月から受けることができる予防接種は、様々な病気の脅威から赤ちゃんを守ってくれるものです。副反応などの安全性について心配するママに対して、医師や看護師さんはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

■ママからの相談:「保育園に預ける予定があるので、任意の予防接種は受けるべき?」



『任意の予防接種を受けるべきか悩んでいます。1カ月健診で予防接種の説明を受けた際、早くから保育園などに預ける予定があるのなら、受けた方がよいのではないかといわれました。1,2年で仕事復帰のために保育園へ預けたいので、受ける方向で考えていますが、定期接種も含め複数の予防接種を受けなくてはならず、赤ちゃんの身体に負担はないのかと悩んでいます。やはり集団生活での感染リスクを軽減するために接種すべきでしょうか。(20代・女性)』



■任意接種を受けることの意義と安全性について



予防接種には定期接種と任意接種があります。任意接種でも有意な効果が期待できるものがありますし、同時接種による安全性も確認されています。集団生活をする予定なら、予防接種をしないで罹患して重症化するリスクを考えて、早めに接種をするとよいでしょう。

『予防接種には、国が指定している定期接種と個人に任せられている任意接種があり、任意接種は保険が効かないため高額になることが多いです。しかし、任意接種だからといって重要でないわけではなく、ロタウイルスワクチン、B型肝炎ワクチンなどは腸炎の重症化や将来の肝臓癌(がん)を防ぐ目的で非常に重要です。保育園では様々な病気をもらってくる可能性があるので、できるものから早めに受けておいた方がよいと考えます。(内科医師)』



『複数の予防接種を同時に受ける同時接種に関しても、世界で安全性が確認されており、日本でも推奨されています。また同時接種による副反応の増加はないとされています。たとえば10本のワクチンを同時に打ったとしても、赤ちゃんの免疫のうち0.1%くらいしか使用していないといわれており、赤ちゃんに負担はありません。予防接種をしないで病気にかかってしまい、重症化するリスクを考えると、任意の予防接種も早めに接種した方がよいでしょう。(内科医師)』



■スケジュールに沿った接種なら、身体への負担はない



決められた期間を守りスケジュールに沿って接種すれば、身体に負担をかけません。保育園へ預けるまでに予定を立てましょう。主治医などに相談することもできます。

『決められた期間をおいての接種なら、身体に負担をかけることはなく、同時接種でも抗体はできます。生ワクチンの場合、接種してから次の接種までは1カ月以上間隔をあけなければならないので、不活化ワクチンの同時接種から行うとよいでしょう。生後2カ月から予防接種が受けられるので、保育園に預ける前にスケジュールを立てて予防接種を行ってください。小児科の主治医や看護師、保健師と相談して予定を立てることもできます。(産科看護師)』



任意であっても、予防接種を受けることは病気から赤ちゃんを守るために有意義なので、保育園で集団生活をする予定なら接種するのが望ましいようです。決められた期間を守れば身体に負担をかけず接種できるので、スケジュールを立てることから始めるとよいようです。




引用元:
任意の予防接種、生後数カ月の赤ちゃんの身体に負担は?(マイナビニュース)