肝臓の硬さなどを調べる装置で検査する様子=大阪市

子どもの脂肪肝や脂肪肝炎の判別に、特殊な波を出す装置が役立つことを、大阪市立大の研究グループが確認した。米科学誌プロスワン電子版に論文が掲載された。

 肥満の子どもは、肝臓に脂肪がたまる脂肪肝を伴うことが多い。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は、進行すると肝硬変につながるおそれがあるが、診断のために肝臓の一部を取って調べる方法には、出血のリスクなどの課題があった。

 研究グループは、超音波などによって肝臓の硬さや脂肪の蓄積を測る装置を活用。この装置で1〜17歳の214人を調べたところ、肥満の子どもは、普通の子どもと比べて肝臓が硬く、脂肪が蓄積している傾向があった。一部の子どもでは肝臓の一部を取る従来の検査と比べ、同様の結果が得られた。

 脂肪肝は食事や運動によって改善すると考えられている。大阪市立大の徳原大介講師(小児消化器病学)は「学校の健康診断などでも採り入れることで、早期の治療につなげられるのではないか」と話す。(今直也)

引用元:
子どもの脂肪肝、超音波使って判別 大阪市立大(朝日新聞)