がん治療によって生殖機能を失う場合がある若年患者を静岡県内の医療関係者が支援する「静岡がんと生殖医療ネットワーク(ソフネット)」はこのほど、静岡市葵区で症例報告や講演会を開いた。
 症例報告には、乳がんや大腸がん患者の生殖機能の温存に取り組む医師が参加した。抗がん剤などで卵巣や卵子がダメージを受ける前に迅速な対応が求められる時間的制約と、がん治療への影響などを踏まえ、医療機関の密な連携が欠かせないことを確認した。
 特別講演では、国立がん研究センター中央病院(東京)の清水千佳子医師らが登壇した。清水氏は「治療の価値を決めるのは患者」と強調。抗がん剤治療が妊娠に与える影響について的確に伝える大切さを述べた上で「情報を丸投げするのでなく、患者が希望する道を共に選択できる親身なアドバイスが求められている」と話した。
 ソフネットは、生殖医療を実施する県内の病院計8施設が窓口となって、県内22施設のがん相談支援センターで受け付けた患者らの相談に対応している。



引用元:
がん治療と生殖医療の連携確認 静岡で支援組織が会合(@S)