大手企業が発表している赤ちゃんの名前ランキングを約10年分調べた結果、人気のある漢字に一般的でない読みを与えることで、個性的な名前を付ける傾向が増えていることが分かったと、京都大チームが22日付の海外科学誌電子版に発表した。
チームの内田由紀子准教授(社会心理学)は「他人とは違う読みにすることで個性を出したいと考える親が増えているのではないか。個性をより重視する個人主義化が、日本文化の中で進んでいることを示唆している」と話した。
チームは、通信教育大手と生命保険大手がそれぞれ発表した2013年までの赤ちゃんの名前ランキングを分析した。
例えば男の子では「大」や「翔」の漢字に人気が集まる一方、これらを組み合わせた「大翔」には「はると」「ひろと」「やまと」「たいが」など、読みのパターンが増えていた。女の子でも、人気の漢字を使った「結愛」には「ゆあ」「ゆいな」「ゆな」などの読みがあった。「海」を「まりん」と読ませるケースもあった。
チームは、読みが重視される理由として、漢字は名前に使えるものが限られているが読みには制限がないことや、読みは日常のコミュニケーションで音声として認識されやすいことを挙げた。
引用元:
赤ちゃんの名前、読み方で個性競う? 京大調査 (日本経済新聞 )