低体重で生まれた赤ちゃんの成長を助けるため、母乳を集めて提供する「母乳バンク」の普及に向けて、医療関係者が海外の専門家から学ぶ研究会が都内で開かれました。

「母乳バンク」は、2500グラム未満の低体重で生まれた赤ちゃんの成長を助けるため、母乳が多く出る母親から集めて殺菌や検査を行ったうえで提供するもので、日本では去年11月に都内の病院に開設されました。
18日は、政府の支援やNPOの活動によって全国規模で母乳を提供するシステムが発達しているアメリカやヨーロッパから専門家を招いて都内で研究会が開かれ、医療関係者などおよそ160人が集まりました。専門家たちは、母乳には栄養面だけでなく、免疫の調節などさまざまな働きがあり、体の機能が弱い低体重の赤ちゃんには特に重要だと説明しました。また、昭和大学江東豊洲病院で母乳バンクの開設に当たった水野克己医師は、これまでに16人が利用したことを報告しました。
北米母乳バンク協会のポーリーン・サカモト会長は「多くの研究で母乳の効能が明らかになっている。日本政府は、母乳バンクが増えるよう支援してはどうか」と話していました。また、水野医師は「母乳バンクへの関心が高まっていることがよく分かった。その思いに答えられるよう情報提供していきたい」と話していました。

引用元:
母乳バンク普及へ 海外から学ぶ研究会(NHK NEWSWEB)