祖母が母親を妊娠しているときに喫煙していた小児では、母親が喫煙していなくても、喘息リスクが上昇することが示唆された。オーストラリア、メルボルン大学のCaroline Lodge氏らの研究で、オランダ、アムステルダムで開催された欧州呼吸器学会(ERS)で発表された。
喫煙は遺伝子活性を変化させる可能性があることがわかっているが、今回の結果は、この変化が世代を超えて遺伝する可能性があることを示唆している。
この研究の対象者は、スウェーデンの小児6万6,000人超とその祖母約4万5,000人。祖母が娘(=小児の母親)を妊娠しているときに喫煙していた小児では、母親が喫煙していない場合でも、喘息リスクが10〜22%上昇した。
Lodge氏は、「前の世代の喫煙が後の世代の喘息リスクに影響することが判明した。これは、他の曝露や疾患の遺伝においても重要な可能性がある。喘息の蔓延についてさらに理解するには、生涯にわたる有害な曝露が将来の世代の疾患リスクに及ぼす影響をさらに解明する必要がある」と述べている。
Lodge氏らは、この研究により過去50年間に喘息発生率が急増した理由の説明がつく可能性があると話す。ただし、今回の研究は喫煙する祖母とその孫の喘息の可能性との関連性を明らかにしたに過ぎず、因果関係は証明していない。なお、学会発表された研究は一般に、発表論文と同様の査読を受けていないため予備的なものとみなされる。(HealthDay News 2015年9月29日)
http://consumer.healthday.com/respiratory-and-allergy-information-2/asthma-news-47/study-kids-more-apt-to-get-asthma-if-grandma-smoked-during-pregnancy-703654.html
Copyright © 2015 HealthDay. All rights reserved.
引用元:
喫煙によるリスクは世代を超える? ―祖母の妊娠中の喫煙で孫の喘息リスクが上昇する可能性(健康美容EXPO)