乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症が、首都圏の4都県で軒並み増加したことが、5日から11日までの週の患者報告で分かった。2週連続で増えた東京都は「過去5年平均より高い値で推移」と指摘。患者が倍増した千葉県も「今後の流行状況に注意が必要」としている。【新井哉】

 5日から11日までの週の小児科定点医療機関当たりの患者報告数は、千葉県で前週比2.1倍の1.01人、埼玉県で同1.4倍の1.01人、神奈川県で同1.4倍の0.91人、東京都で同1.3倍の1.54人となった。

 患者が大幅に増えた千葉県では、県内の16保健所のうち9保健所管内で前週の報告数を上回った。保健所別では、柏市(2.22人)や松戸(1.87)人、山武(1.67人)、船橋市(1.55人)などで多く、年齢群別では5歳未満が全体の98.5%を占めたという。

 東京都では、荒川区が都内平均の5倍超の8.25人を記録。池袋(4.25人)や新宿区(3.5人)などでも多かった。埼玉県では県内の全保健所から報告があり、1歳以下が全体の72.8%を占めた。

 患者の急増に伴い、注意を呼び掛ける自治体が相次いでいる。神奈川県は、特に乳幼児が周囲にいる場合、手洗いの徹底に加え、マスクの着用といった「せきエチケット」を心掛けるよう要望。埼玉県も子供の体調が優れない時は、医療機関に電話で相談した上、早めに受診することを求めている。

 RSウイルスは、呼吸器感染症の1つで、感染から2−8日後に上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎などの症状が現れる。患者のほとんどは軽症で済むが、小児を中心に重症化するケースもある。






引用元:
RSウイルス、首都圏で患者急増- 千葉で前週比2倍、東京で2週連続増 (キャリアブレイン)