安倍政権の「3本の矢」に続く「新3本の矢」のひとつに、「夢をつぐむ子育て支援」があります。けれど、この4月からスタートしている保育政策を見ると、この矢は、「夢をつぐむ」とはまったく逆の方向に向いているようです。
すでに認可保育所に入れない待機児童は2万3167人で、7年連続2万人を超え、まだ増えそう。
しかも、今年から保育料が上がるというご家庭が続出しています。
なぜなら、年少扶養控除の廃止で増税になるご家庭に対して、これまでは負担が大きいということで保育料については扶養控除があるとして計算していました。この「見なし適用」が、4月からなくなりました。そのために、子どもが多いご家庭ほど、保育料がアップするということになり、大阪では、子どもの多い世帯の保育料が6600円から3万円以上に跳ね上がり、問題となっています。
さらに、この4月から保育料そのものが上がる自治体が増えています。加えて、4月にスタートした安倍政権の目玉政策の「子ども・子育て支援新制度」で、保育料を決める基準となる所得の11階層を8階層にしたために、階層が上がって保険料負担が増えるご家庭が出てきています。
また、今まで最大11時間あった保育標準時間が、親の就労時間により8時間に短縮されたために、8時間以上子どもを預ける状況になると、延長保育として追加料金を支払わなければなりません。
つまり、子どもが多い人ほど保育園に預けるとお金がかかる仕組みが4月からスタートしているのです。そんな中で、「1億総活躍社会」を目指し、現在1.4程度の合計特殊出生率を1.8(希望出生率)まで上げろと言われても、たぶん無理でしょう。
これからは、子どもが多い人ほど、消費を減らし徹底的に節約しなくてはならなくなりそうです。
引用元:
子育てにますますお金がかかる?!(朝日新聞)