非配偶者間人工授精(AID)とは?
非配偶者人工授精(AID)とは、不妊治療において配偶者以外の男性のドナー精子を用いて人工授精を行う治療方法です。
この治療を行う場合、女性の体が妊娠できる状態になっている事が大切です。妊娠の妨げとなるような疾患がある場合はまずその治療を行って妊娠ができる体に整えていく必要があります。
また、一般的に非配偶者人工授精(AID)での妊娠成功率は3〜4%と言われています。
非配偶者間人工授精(AID)の適用が認められている人は?
婚姻関係にある男性に、無精子症がみとめられた場合。またあらゆる不妊治療を試みた結果、男性側の理由により妊娠が絶対的に困難な状況だと医師が判断した場合に非配偶者間人工授精(AID)の適用が認められます。
性同一性障害の方への非配偶者間人工授精は、現在日本の法律では認められておらず適用はしていないのが現状です。
非配偶者間人工授精の方法や流れとは?
病院によって非配偶者間人工授精(AID)の流れはさまざまではありますが、こちらではおおまかな流れをご紹介いたします。
1.婚姻関係にある夫婦の男性に不妊の原因があると医師が判断
2.非配偶者間人工授精(AID)について医師のカウンセリングを受ける
3.夫婦間、親族間で非人工授精についての理解を深め今後の対応について話合う
4.女性側の体が妊娠可能な状態にあるかの検査を受ける(卵子・卵管・排卵に問題はないか等)
5.施術を受ける医療機関より精子提供を受け、人工授精方法にて妊娠を試みる
6.医療機関にて妊娠の有無があるかを確認する
病院によって治療による方針や方法は様々です。現在不妊治療を行っている病院では非配偶者間人工授精(AID)治療を行っていない場合もあります。医師に相談し治療可能な病院への紹介状を書いてもらうことも可能なのでまずは相談してみましょう。
精子ドナー提供者について
精子ドナーになるためには事前に様々な審査を受け、その審査をクリアした人が精子ドナーとして登録することを認められます。また日本では営利目的での精子提供や販売などは禁止されています。精子ドナーに必要な条件は以下です。
•精子ドナー提供者はあらゆる感染症に感染していないこと
•精液・精子が正常に機能し健全であること
•親族の2親等以内に精神疾患や遺伝的疾患がないこと
•精子提供者はプライバシー保護の為、所在・素性等を非配偶者間人工授精を受けた者が知ることはできない
以上の必要条件を満たした方が精子ドナーの登録をすることができます。精子は定められた一定期間(日本産科婦人科学会の規定により2年間)凍結保存され感染症などに感染しないよう厳重に保存されます。
非配偶者間人工授精(AID)にかかる費用とは?!
AIDは決して高額な治療ではなく約3万円位からの病院が多いようです。
ただし施術を受ける前の検査費用やホルモン調整の為の注射や投薬などが必要な場合は別途料金がかかる場合が多いです。また治療が成功せず、何度も繰り返す事によりその分費用は増していきます。
詳しい費用は非配偶者間人工授精(AID)実施の病院へ直接お問い合わせ下さいますようお願いいたします。
非配偶者間人工授精(AID)を体験した方の口コミ
非配偶間人工授精(AID)を体験した方は色々な思いを抱えています。治療にいたるまでに悩んだ方、治療中の方、治療後妊娠がわかった後の自身の気持などが書かれている口コミをご紹介。
親族からの精子提供に迷いながらも・・
私も義兄からの提供を受けるぐらいなら養子を!と思ってました。奥さんも子供もいるし近くに住んでるので後々ゴタつくのも嫌だったので...(;_q)なので義父からの提供で頑張ってます(・∀・)
出典: www.kodakara.jp
親族からの精子提供を選んだ方も。治療に対する考え方は人それぞれです!協力してくれる親族にも感謝の気持ちを忘れずに治療にはげみたいですね。
目標を持って治療をすることで頑張れる
今月4回目のAIDなんですね。今度こそ着床成功したいですよね!!
私もカウンセリングをうけてから旦那と話合いました。だらだら治療をしていても良くないだろうとのことで(精神的にも経済的にも)・・まずは5回を目標に頑張ってみることにしました☆治療に関わらず目標があると頑張れる気持になれると思っているので。
出典: www.kodakara.jp
治療回数や費用について、夫婦間できちんと話し合いをしお互いに理解ができていると治療に対してもポジティブに向き合えるかもしれませんね。
子供に出生の告知をするかどうか悩んでいます
そうなんですか。血液型は産まれてみないとわからないですよね。確かに、告知した時の親子関係は大切ですよね。
こうゆうふうに告知しようと思っていても、その時の状況によってだと思いますし、こればかりは正解は見えないですもの。
出典: mamari.jp
非配偶間人工授精(AID)治療で子供を授かった人の最大の悩みでもある告知。正解がない答えだけに、夫婦や家族でのルールを決めておく必要があります。どうしたら家族が一番幸せになれるか、もう一度見なおして考えてみましょう。
さまざまな問題点について 詳しく理解を深めることが大切です
非配偶者間人工授精(AID)を行う病院は全国でも数が少なく、出生の倫理感が高まり精子ドナー開示の可能性の影響も受けてか提供者の数も年々減少し、施術可能な病院が減っているのも事実です。
また出生した子供に、非配偶者間人工授精(AID)で産まれてきたことを伝えるかどうかの問題も発生します。日本では精子の選択基準として血液型の指定は可能ですが、肌の色や身長などの希望を細かく一致させることはできません。
非配偶者間人工授精(AID)を受ける場合、夫婦間の理解はもちろん親族の理解も得ることが必要となってくるでしょう。きちんと医師のカウンセリングを受け、非配偶者間人工授精(AID)への理解を深める事が大切です。
また、非配偶者間人工授精(AID)で生まれた人が所属する団体がありますので、AIDで産まれた子供が感じている事などを事前に知る事もできます。
非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ
非配偶者間人工授精を成功させるために必要なこととは?
非配偶者間人工授精(AID)を行う上で必要な事は、夫婦間できちんと共通の理解がなされているかということが一番大事になってくると思います。
精子提供を受けるという事にまず夫である男性がその事実を受け入れ出生した我が子に愛情を持って接する事ができるのか。子供が出生の事実を知った時に家族としてサポートできる体勢が整っているか。なども重要になってきます。
不妊治療という観点から成功率が高い方法ではないことも理解し、費用の面でも生活をあまり圧迫しないよう治療期間についてもきちんと夫婦双方が納得いくまで話合いましょう。
子供を授かる事がゴールではなく、新たなスタートとして今後の事をきちんと決めていける事が大切です。
引用元:
非配偶者間人工授精(AID)とは?妊娠成功率と流れ・体験談まとめ(mamari)