方式と結果
膣から音楽を当てる妊婦たちには、本研究用に特別に考案した装置が装着されました。これは、静かな会話やバックグラウンド・ミュージック程度の、平均54デシベルを発することができます。選ばれた音楽は、ヨハン・セバスチャン・バッハの無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調BWV 1013でした。

研究チームが超音波検査を使って胎児の反応を比較したところ、統計学的に有意な結果が得られました。膣から音楽を当てると、胎児の87%が口と舌を動かし、その約半数は顎を大きく開き舌を一杯まで突き出すという、大変顕著な動きで反応したと、マルケス研究所の科学ディレクターで記事の共同執筆者でもあるアレックス・ガルシア・ファウラ(Alex Garcia Faura,)博士は述べています。腹部や音波で音楽を発した場合、胎児にこのような表情の変化は見られませんでした。

胎児の反応の理由は?
バルセロナ大学医学部、解剖学/ヒト胚研究のアルベルト・プラッツ(Alberto Prats,)教授によると、音楽は言語とコミュニケーションを刺激する脳の回路を活性化するため、発声動作を通して反応を誘導すると考えられるとのことです。

この仮説では、内耳の形成が完了すると、胎児は蝸牛からリズム、メロディーなどの聴覚刺激を受け、発声を誘導する非常に未発達な脳幹中枢が、社会行動に関連した領域ですぐに活性化します。

初めてMarisa Lopez-Teijon博士は、「我われは胎児と交信することができました。16週になれば音楽刺激に反応することができます。学習は子宮内で始まると言えるのです」と述べています。

マルケス研究所について
マルケス研究所は、バルセロナで90年の歴史を誇る婦人科、産科、生殖補助の総合国際センターです。140名の専門家から成るチームがあり、バルセロナ、英国、アイルランド、クウェートを本拠にしています。イタリアにはクリニックもあり、ヨーロッパで初めての不妊治療センターとなりました。ここでは、親になるために医療の助けを求める患者を50か国以上から受け入れています。


引用元:
胎児が音楽刺激を聞き反応する方法をスペインの研究者が発見 (共同通信PRワイヤー (プレスリリース))