レベッカ・ガーヴィソンさんは、もうすぐ生後4カ月になる赤ちゃんと連れて、飛行機に乗って夫に会いに行った。飛行機の中で、赤ちゃんがストレスを感じはじめた。そのとき、見知らぬ親切な人(写真)が彼女を驚かせた――。



アメリカ・ミシガン州カラマズーの新米ママは、アメリカ陸軍の夫を驚かせようとフォート・ラッカーまでの旅を計画した。彼女のFacebookによれば、彼女はひとりで娘のライリーを連れていく旅に不安を感じていた。そして搭乗後、周囲に座っていた乗客たちがうれしそうではない様子に彼女は気付いた。

ガーヴィソンさんは、上に掲載したFacebookで、そのときのエピソードを紹介した。
……

今日、私は驚くほど素晴らしい体験をしました。その体験をどれだけ感謝しているか言葉では言い表せません。赤ちゃんを連れて旅をしたことがある人なら、どんなに精神的につらい状況になるかわかってもらえると思います。

今日、この世には本当に“素晴らしい”人が存在することに気づかされました。まったくの他人だとしても。夫を驚かすために、だいぶ前からこの旅を計画してきました。ひとりでライリーを連れて飛行機に乗り、サポートなしですべての荷物を持っていくことにストレスを感じていました。朝5時半に飛行機に搭乗しましたが、中はとても静かで満席でした。隣の2席の乗客は、すでに座っていて、このカップルはとても迷惑がっているようで、彼らのボディランゲージから、ライリーのすぐ隣に座ることを心底喜んでいないことが分かりました。

当然、私もストレスを感じていましたが、ライリーも飛行機が滑走路を走り出すところで泣き出しました。2列前には2つ並んで空席があり、もっと広そうなので、別のフライトアテンダントに「2列前に移動していいか」と聞いてみることにしました。席の移動を許可してくれて、気づいたときには、この素晴らしい女性の隣に座っていました! 

この女性は、私がストレスを感じて動揺している様子がわかったのか、そうでないのかわかりません。彼女は、私たちの最悪の日を最高の日に変えました。

何をしてもライリーは泣き止みなくて……。そんなときに、彼女が「(自分が)あやしてもいいかしら」と聞いてきたんです。もちろん私は了承しました。ライリーは、彼女が手に抱えると窓の外を見はじめて泣き止みました。飛行機が上空に飛び立つと、ライリーはすぐに眠りにつき、ゲートに到着するまで、ずっと彼女のひざの上で寝ていました。

この女性は、ずっと「全然問題ないわ」といってくれ「ライリーを感じられて快適なくらいよ」と返してくれました。この女性は、飛行機から降りるときもライリーを抱えてくれたので、私はベビーカーとカーシートを組み立て直すことができたんです。全部ひとりでやろうと苦労せずに済みました。

ナイフィーシャ・ミラーさん、あなたの親切な行動が、どれだけ私たちの家族を幸せにしたか……感謝しきれません。他の人と同じようにイライラした目線を向けることもできたのに、娘を受け入れ飛行中ずっと抱いていてくれて。おかげで私は、休息と心の安らぎを得ました。隣にいるあなたと眠っているライリーを見守りながら涙があふれてきました。あなたの思いやりの深さが信じられません。「本当に」ありがとうございました!! 神のご加護がありますように!!

……

この感動的な話は、9月24日に投稿されて以来、10万回以上もシェアされた。ガーヴィソンさんはハフポストUS版に対し、「ミラーさんの連絡先がわかったので、ライリーにとても親切にしてくれたことへの感謝の気持ちを送ることができました」と語った。

「私たちは毎日メッセージを取り合っています。またいつか必ず会う計画です」

ガーヴィソンさんは、30日に再会したことを報告してくれた。


引用元:
赤ちゃんが泣き止まない...。新米ママが飛行機で見知らぬ人から受けとった優しさ(ハフィトンポスト)