閉経を挟んで前後10年間くらいを更年期と言います。だいたい40代後半〜50代まで辺りの女性はこの時期にホルモンバランスが乱れ、様々な体への症状が出る時期でもあります。

ホルモンバランスの乱れにより、顔のほてり、のぼせ、イライラなどの症状が出てしまうことを更年期障害とも呼びますよね。

そんな更年期障害に似た症状に苦しめられるのが、プレ更年期。

プレ更年期症状は早い人だと20代の若いうちから見られるケースも。

今回はそんな気になる“プレ更年期”がテーマです。

◆どんな症状なの?

プレ更年期の症状は様々なもので、肉体的なものも精神的なものもあります。

・肌がカサつき、顔のハリやシミが気になる
・体が冷える
・すぐに疲れる
・小さなことでイライラしやすくなった
・体の関節が痛い
・頭痛、動悸、息切れが増えた
・あまりよく眠れないことが増えた
・生理周期が安定しなくなった、生理の量が減った
・顔だけがほてりやすく、汗をかくことも
・涙もろくなった…

などなど、他にも症状は多く挙げられます。

◆どうしておきるの?

ではなぜ、そうした症状が閉経前後ではない若い女性にも起こるのでしょうか。

更年期の症状が起きる原因としては、閉経に伴い女性ホルモンが減少し、ホルモンバランスが崩れたことが原因です。

しかしプレ更年期の場合は、そうした卵巣機能による原因のほか、ストレス等による自律神経の乱れが大きく関わっているのだとか。

自律神経失調症と近いとも言われています。

また生理が毎月きているからといって安心してはダメ。生理があるのに上記のような症状が見られる場合は、排卵が正常に行われていないかもしれませんよ。

◆放置しても良いの?

そうした症状は毎日続くことも多いので、つい慣れて放置してしまいがち。

特に生理不順の場合、ただ生理が乱れているだけかな、と思ってしまいますよね。

しかしそのまま何もせず「若いし大丈夫」と放置していては、どんどん悪化するだけでなく、将来の不妊や早期閉経にもつながりかねないものなのです。

時間が経つほど治りづらくなるものでもあるので、早めに対処するようにして下さいね。

◆どうしたら良いの?

プレ更年期の場合、ストレスが非常に大きな原因となっています。

とは言え、ストレスをなくすのってなかなか大変ですよね。そこで何かストレスを解消できる方法を見つけておきましょう。

また自律神経を整えるには睡眠や食事も大事です。生活のリズムを整えてあげることで、自律神経のバランスも戻ることにつながります。

夜寝る時間がどうしても不規則になってしまう、という方はせめて朝起きる時間は一定にする、など調整しましょう。

どうしても症状が重い場合や、不安な場合には婦人科に行ってお医者さんに相談することも大事ですよ。






リラックスして過ごそう(Photo by Halfpoint/Fotolia)
いかがでしたか。

現在30代から40代女性の多くが悩んでいる“プレ更年期”。

20代でまだ若いから、と安心せずに自分の体や心をチェックしてみましょう。(

引用元:
生理があっても20代でも注意!不妊につながる“プレ更年期”とは?(モデルプレス)