高齢出産が増えている中、産める身体っていつまで? という議論は絶えません。もちろん年齢は大きく関係しますが、何よりその元となる卵子年齢が重要。では、卵子の老化の目安って何でしょう?

卵子はどれくらいあるの?

卵巣は、子宮の左右に1つずつある、3〜4cmほどの臓器です。この中に卵子の元である原始卵胞が存在するのですが、生まれた時は約100〜200万個あるといわれているその原始卵胞は、初潮を迎える頃には半分以下になり、その後も1回の月経で約1000個が減少していきます。30代後半から40歳頃には生まれた時の10分の1〜100分の1ほどまでに減って、50歳前後で閉経を迎えます。というように、卵子は出生と同時に急スピードで減少していくのです。

自分でわかる卵子老化のサイン

実際の卵子の数は自分で知ることはできませんが、クリニックの血液検査で、卵子のおおよその数を調べられるAMH(抗ミューラ管)検査というものがあります。5000〜1万円程度で調べられるため、妊活時期の目安にするために検査を受けてみるというのもひとつ。それとあわせて、下記のようなことも卵子老化のサインの目安にするといいですよ!
月経周期が短くなってきた(24日以内)
月経の出血量が減ってきた

卵子の質を上げる

ただし、卵子の数=卵子の質ではありません。原始卵胞は年齢と同じように年をとるため、年々老化して質も落ちてきて、30代からはさらに卵子の老化スピードが加速。それを少しでも防いで質を保つためには、生活習慣の改善は欠かせません。卵子のストックルームである卵巣の環境を整えることや、日々の生活習慣が大きく影響します。例えば、冷えや睡眠不足、タバコ、目の使い過ぎなどは控えたいですね。特別なことをするというより、卵子老化の要因となることをできる限り避け、当たり前の健康生活をいかに継続できるかがキーになります。


引用元:
見逃さないで!卵子老化のサインをチェック!!(ビューティー・アンド・コー)