魚介類を多く摂ることなどを特徴とする「地中海食」という食事療法が最近よく研究され、認知症に対する効果などが検討されています。地中海食が乳がんを予防するかどうかについての研究が行われました。


◆60歳から80歳の女性が対象

この研究は、60歳から80歳の女性で、心筋梗塞など心血管疾患のリスクが高いと見られた人4,282人を対象として、対象者をランダムに3グループに分けました。

それぞれのグループで次の食事が指定されました。
•地中海食にエクストラバージンオリーブオイルを加えた食事
•地中海食にミックスナッツを加えた食事
•通常の食事と、食事の脂肪を少なくするアドバイス



◆地中海食+オリーブオイルで乳がんが少ない

乳がんの発症数について、追跡で得られたデータの解析から、次の結果が得られました。


中央値4.8年のフォローアップののち、35件の乳がんの新規発症の確定診断を同定した。

対照群と比べて、多変量調整ハザード比は地中海食+エクストラバージンオリーブオイル群で0.32(95%信頼区間0.13-0.79)、地中海食+ナッツ群で0.59(95%信頼区間0.26-1.35)だった。

地中海食とエクストラバージンオリーブオイルの食事に割り当てられたグループで、乳がんの発症率が通常の食事をしたグループの0.32倍に少なくなっていました。



この結果だけで、地中海食とオリーブオイルに乳がんを予防する効果があると断定することはできません。特に、3つのグループで食事以外の条件が偏っていなかったかは考えに入れる必要があります。

地中海食の効果についてはほかにも多くの研究があります。ここで見られた結果も、地中海食を評価するうえでひとつの要素になるかもしれません。


引用元:
乳がんが7割減!?地中海食の効果と、効果アップのポイント(MEDLEY)