鳴り物入りで登場した「医学的・科学的に正しい」教材
高等学校向けの保健体育副教材「健康な生活を送るために」(改訂版)(以下「副教材」と称する)は、はなばなしく登場した教材だった。

2015年3月に閣議決定された「少子化社会対策大綱」では、「学校教育段階において、妊娠・出産等に関する医学的・科学的に正しい知識を適切な教材に盛り込む」ことがうたわれる。「妊娠・出産に関する医学的・科学的に正しい知識」についての理解の割合が、先進諸国の割合が約64%であるのに、現状(2009年)の日本では34%しかないというのである。

そこで、「認可保育園の定員拡大」や「ひとり親家庭への支援」などと並び、「妊娠・出産に関する医学的・科学的に正しい知識」を2020年までに70%に上げることが数値目標として掲げられた。

その「医学的・科学的に正しい知識」を盛り込んだのが、今回の副教材だったわけだ。

8月21日の会見で有村少子化相から、「この啓発教材は、8月下旬以降に全国の高校1年生に配布され、適宜学校教育の中で活用される」ことも発表され、大臣の短い500字強の会見記録なかには、「医学的・科学的に正しい(妊娠・出産の)知識」というフレーズが3回も出てきていた。(内閣府HP:「有村内閣府特命担当大臣記者会見要旨」)(最終確認日:20150907)



引用元:
「妊娠しやすさ」グラフはいかにして高校保健・副教材になったのか(ハフィントンポスト‎)