お産が始まり、病院についてからすでに10時間が経過。
初産にかかる時間の平均は12時間から15時間というから、もうすぐ出て来てほしい…、我が子よ…。
しかしながら、わたしの場合は、この時点で子宮口が3センチ。
そのまましばらく開かず、陣痛がきてもなかなかお産が進まない…。
ああ、早く産ませてくれ…。
陣痛のレベルはかなり強くなっていた。まるで拷問を受けているような感覚に変化している!!
お腹に時限爆弾を何個も装備して、10分置きに爆破していくような痛みだ。
こんなことを言ったら世の中の妊婦さんはびびってしまうだろうが、本当なのだから仕方ない。痛みから来る体調不良。病院に着いた直後に気合いをいれるために食べた、病院食”おいしいサバの味噌煮定食”を全てリバースしてしまった!
もう笑う余裕すらなくなってしまい、夫はオロオロ。
夫に声をかけられても、上手に反応できなくなってしまった。疲労しすぎて声を出すこともできない。夫は何度もナースコールを押して「妻がやばそうなんです…!」と助けを呼ぶ。
陣痛がくるたびに「ぎゃあああああああああああああ、はががああああああ」
終盤の陣痛の痛みに耐える様子はまるで地獄絵図。
あぁ、こんな想いをするなら本気で人間やめたい。
以前、もうすでに母になっている友達にも、お産の話を聞いたことはあったけれど、みんなすっかり痛みを忘れてしまっているものだから、リアルな痛みの話は産んだ直後でないと聞けないものである。
わたしは、知らなかった!!!!!!!
聞いてないよ! こんな激痛なんて…! 北斗晶、信じてよかったのね!?!?
気づいた時にはもうすでに遅し、わたしは陣痛をなめていた!
「痛い」
「もうだめだ」
「腹切ってくれ」分娩室が壊れるくらい大きな叫び声をあげて、最後の陣痛を迎えた。
子宮口は8cmを超えている!!!!
「まだ全開じゃないので、息まないでください!」
助産師さんはそういうけれど、もう耐えられない…お願い! もう産ませてくれ〜。
痛みはMAX。そうだな、この痛みを例えると…
“5分に一回交通事故に遭う感じ”だな。
そうだ、まさにこれが合っている!
想像を絶する痛みにどうにか耐えようと、自ら自分の右手を左手で思いっきりつねってみたり、夫に抱きつき夫の襟元を噛んで歯を食いしばってみるも、痛い!!痛い!!!
汗だくの中、時計をみると、もうすでに20時間を経過している。現在23時45分 あと15分すると日を越えてしまう。
「あぁ!どうしてもこどもの日にっっっ…産んでやるうううううううう!」
分娩室が壊れそうなほど絶叫するも、不思議だけれど、最後はどうにでもなれ! とたくましい自分が現れて、いきんで、いきんで、ようやく…頭が出てきた!!!!!
ずるんっ!!!!!!
23時58分、2905gの元気な男の子が産まれた!
「おぎゃっ!」
5月5日、こどもの日。
わたしはお母さんになった。
(Boojil)
つづく
引用元:
おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 vol.2 「陣痛の痛みって…!」(excite)