子宮頸(けい)がんワクチンの予防接種の影響を調べる名古屋市の健康調査は、九月末の回答期限まで折り返しを過ぎた。対象者約七万人のうち、十五日まで回答が寄せられたのは一万二千人余。市は、調査結果の信頼性を上げるため、協力の呼び掛けに力を入れている。
「ご協力お願いします」
十三日、中区の大須商店街。接種後に体の痛みなどを訴えている人の家族らでつくる「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」県支部のメンバーら四十人が集まり、回収率向上のため行き交う買い物客らに声を掛けた。
街頭活動に参加した名古屋市の女性(47)は、娘が高校生の時に予防接種を受けた。しかし、一週間後に手足のしびれなどを訴え、その後、車いす生活に。接種との因果関係は不明のまま「心因性」と診断された。公的な救済は十分でなく「親がいなくなったらと思うと不安」と心配する。
市の調査は今月一日に始まり、十四〜二十一歳の女性約七万人に調査票を郵送。症状の有無や発症時期、現在の健康状態などを無記名で答えて返送してもらう形式だ。
接種していない人も含めた調査は珍しく、これまで明らかになっていない接種と体調異常の関係を、データから推測する狙いがある。結果は十二月中に公表する。
十三日は、地元アイドルグループ「OS☆U」のメンバーも呼び掛けに参加。支部代表の谷口鈴加さん(39)は「原因を明らかにするのが支援への一歩。そのための重要な調査」と話す。市は今後、対象の約七万人に再度のお願いはがきを出し、協力を求めていく。
引用元:
名古屋市の子宮頸がん接種調査 回答少なく「協力を」(中日新聞 )