【北部】医師不足が課題となっている県立北部病院(名護市、仲間司院長)で10月から、産婦人科医が現行の2人から定数の4人体制となることが分かった。定数がそろうのは約10年ぶり。医師不足による診療制限で北部在住の妊婦でも中部で診療を受けなければならない状況も起こっている。10月以降も当面診療制限は継続するが、4人体制が安定すれば、現在は産婦人科では実施していない泊まり込みの当直医や診療制限の緩和も検討する。
 北部病院産婦人科は2005〜07年には医師不足で休診した。08年以降は、派遣医師などで一時的に4人だった時期もあるが、短期間で定数不足に戻っていた。今回は県病院事業局が医師確保に動き、東京から経験豊富な医師2人が正式に北部病院へ所属を移すことが決まった。
 仲間院長は「(産婦人科医が不足した)失われた10年間を取り返すことになる。(新たな2人に)いかに定住してもらえるかが課題となる。地域にも協力してほしい。若い人が安心して子育てできる環境をつくっていきたい」と強調した

引用元:
北部病院、産科医4人に 10年ぶり定数(琉球新報‎ )