県内に2機あるドクターヘリのうち、信州大病院(松本市)のヘリで今月から、新生児も搬送できるようになる。ヘリに保育器を載せることで、県立こども病院(安曇野市)のドクターカーが主に担っている新生児搬送をより短時間で行う。14日は、信大病院と長野市内の病院2カ所が合同で搬送訓練をした。

 信大病院高度救命救急センターなどによると、ヘリに搭載する保育器は搬送向けに軽量で、酸素を送る装置なども付いている。出動要請があった場合、通常の装備を積み替えて、同病院新生児科の医師も搭乗する。搬送可能な県内10病院のうち、訓練を終えたところから運用を始める。

 県厚生連長野松代総合病院(長野市)での訓練では、赤ちゃんが仮死状態で生まれ、新生児集中治療室(NICU)での呼吸管理や低体温療法が必要になった―と想定。ヘリは信大病院を離陸後、15分ほどで松代総合病院のヘリポートに着いた。医師や看護師らは保育器をストレッチャーに移し、分娩室で赤ちゃんの人形を使って搬送前の処置などを確認。同病院の池野一秀・小児科部長(55)は「短時間に運べることで専門的治療をすぐに行える」と話した。

 この日は、県厚生連篠ノ井総合病院(長野市)でも訓練が行われた。




引用元:
新生児もドクターヘリで搬送可能に 松本と長野で訓練 (信濃毎日新聞‎)