血液中の栄養素「葉酸」の濃度が欠乏していると、勃起不全の重さにつながっているようだ。

勃起不全の程度で3グループを比較

 トルコのエルジンジャン大学を中心とした研究グループが、アンドロロジア誌で2015年8月25日に報告した。

 研究グループは、勃起不全と血液中の葉酸との関連を探っている。

 勃起不全の120人を40人ずつ重度から軽度の3つのグループに分けて、40人の健康な男性を比較対照とした。

 さらに、空腹時の血液を取って、総テストステロン、コレステロール、葉酸濃度を測定した。

年齢は関係しない

 葉酸の濃度が、勃起不全の重さと関連があった。

 葉酸は勃起障害が重度だと7.2ng/mL(ngはナノグラム、ナノは10億分の1)、中程度では7.1ng/mL、軽度では10.2ng/mL。比較対照のグループは10.7ng/mLだった。

 中程度から重い勃起障害だと、葉酸が低い結果となっている。

 平均年齢、平均BMI、平均の総テストステロン濃度、コレステロール濃度は関連していなかった。

 葉酸は文字通り野菜に豊富に含まれる。補給すると影響があるか注目されそうだ。


引用元:
男性機能の低下の背景に「葉酸欠乏」 血液の中の濃度が勃起不全と関連(Medエッジ)