子どもにできるがんの中で、脳や脊髄にできることが多い胎児性腫瘍というグループのものが比較的大きな割合を占めています。ドイツのがん登録データから、これらの発症する頻度が報告されました。


◆ドイツの登録データから

研究班は、ドイツのがん登録のデータから、14歳以下の子どもに発症した胎児性腫瘍を集計し、細かい分類ごとの頻度を調べました。



◆神経芽腫、ウィルムス腫瘍が多い

次の結果が得られました。


ほとんどの病変について、発症率は1歳未満の子どもで最も高かった。重要な例外は髄芽腫であり、これは主に1歳から9歳で発生した。年齢標準化発症率は神経芽腫および神経節芽細胞腫(100万人あたり13.7例)、ウィルムス腫瘍(腎芽腫)(9.4例)が最も高かった。

生存確率は診断グループによって異なり、原始神経外胚葉性腫瘍と非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍が最も低く、網膜芽細胞腫が最も高かった。

神経芽腫、ウィルムス腫瘍などが多く、これらは100万人あたり10例前後見られました。発症年齢は1歳未満を中心にするものがほとんどでしたが、髄芽腫は1歳以上に多く見られました。最も生存する確率が高かったのは網膜芽細胞腫でした。



こうした統計は診断のための最も基本的な情報として役立てられます。正しく診断し、適切な治療を行うための努力が続けられています。


引用元:
子どもの脳にできるがん、胎児性腫瘍の頻度は?ドイツ8,337例の統計 (MEDLEY)