「2人の子が欲しいなら、子作りは27歳から」
そんな風に希望する子どもの人数に従って、妊娠を開始する年齢を計算できるようになったようだ。
子作りは遅れがち
オランダのエラスムス大学の研究者を中心とする研究グループが、生殖医療分野の専門誌ヒューマン・リプロダクション2015年9月号で報告した。
理想的には何人の子どもが欲しいかというのは、夫婦やカップルには重要な問題になる。
研究グループは、子どもは欲しいが、その前に勉強や仕事を優先したいと思うのは自然な判断と説明。さらに、子どもができたらできるだけ子どものイベントに参加したいと思っているという。子どもができると思うように自分のことに時間や労力を割けなくなる。
研究グループは、多くのカップルが子作りをできるだけ遅らせようという傾向にあると説明。経口避妊薬を使って、家族計画を昔より厳密に行えるという。
初めての「計算で家族計画」
研究グループは、子作りの努力を始めたら良いかを簡単に計算できるようにした。
研究グループは、最新の体外受精のデータなどを組み込んで、1万組のカップルについてシミュレーションを実施。希望する子どもの数、理想とする家族のサイズ、不妊治療の選択などが考慮に入れられるようになっている。
カップルが意思決定しやすいように、欲しいと思う子どもの数によってタイミングを知ることが可能となる。
子どもは何人欲しい?
研究グループが編み出した手法から、簡単に何歳から子作りを開始するかが割り出せる。
例えば、2人の子どもが欲しい場合、90%以上の成功率で達成したいと思うならば、母親になる女性が27歳くらいには、子作りの努力を開始すると出ている。体外受精を考えても良いと思うならば、31歳でも大丈夫。
体外受精を考慮に入れた上で、成功率が75%で良ければ、34歳〜35歳まで待っても良い。
さらに、子どもは1人だけで良ければ、女性が32歳になるまでは待てると出ている。必要であれば体外受精も利用すると、4年間、子作り開始を引き延ばせるという。
子作りを始める年齢の上限は、欲しいと思う子どもの数で決まると説明している。
ほかの条件でも分かるようにしている。
技術を取り入れ更新も
研究グループは、体外受精の進歩も取り込み、計算の仕組みを5年〜10年ごとに更新しなければならないだろうと見通しを述べている。
日本でも注目されるかもしれない。
引用元:
子どもは2人欲しい、いつまでに妊娠すれば?「家族計画」にシミュレーション新技術(Medエッジ)