自治体が独自に設けている子どもの医療費の助成制度をめぐり、厚生労働省の有識者検討会は2日、国庫補助金のあり方の議論を始めた。助成額に応じて補助金が減るルールの見直しを検討するが、厚労省は慎重な姿勢。来年夏をめどに結論をまとめることとした。

 子どもの医療費の自己負担割合は小学校就学までが2割で、それ以降は大人と同じ原則3割になる。ただ、厚労省によると、昨年4月時点で全国1742市区町村すべてが独自の助成制度を設け、対象年齢は異なるが自己負担ゼロも986自治体(57%)に上る。

 自営業者や非正社員らが加入する国民健康保険の国庫補助金は、自治体が独自に助成した分が減らされる。減額分は2013年度で約115億円になり、自治体側がルールの見直しを求めている。一方、ルールを撤廃すれば独自助成の対象がさらに拡大し、安易な受診につながりかねないとして厚労省は見直しに慎重だ。検討会では今後、関係者のヒアリングをしたうえで報告書をまとめる。


引用元:
子どもの医療費助成 国庫補助の減額見直し議論開始(朝日新聞)