出産前後の1〜2年間は、女性の身体にダイナミックな変化が起こる時期です。妊娠前と産後では生理の様子が変わってしまったという相談に対して、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

■ママからの相談:「母乳なのに再開が早く、安定しません」



『産後、母乳を与えているお母さんは生理が来ないと聞いたことがありますが、私は産後、約2カ月で来ました。妊娠前は28日前後の周期でしたが、産後1年経っても20日周期や35日周期になったりと安定しません。また、寝込む程の痛みに襲われることもあり、妊娠前と産後の生理の違いに戸惑っています。母乳をあげているのに生理が来ることはあるのか、生理があることで何か身体に変化が起きているのかについて教えてください。(20代・女性)』



■母乳だと生理再開は遅くなりがち。早くても心配なし



母乳栄養の場合、生理の再開が遅くなる傾向がありますが、産後2カ月で再開したからといって心配することはありません。定期的に来ているなら、身体が回復している証拠です。

『産後2カ月で生理が始まったというのは早い方だといえます。特に母乳を与えている場合は、母乳を作るためのホルモン(オキシトシン)が優位になるため、排卵が抑制され生理が1年以上来ないことも珍しくありません。母乳を与えながら2カ月で生理が来ることはたしかに早めですが、珍しいという程のことではなく、心配いりません。(看護師)』



『産後の生理の開始は個人差がありますが、母乳栄養でも、半年から1年以内にはほとんどの方が再開します。生理が再開しても、無排卵だったり不規則になる方も多い中、産後2カ月で再開して定期的に生理が来ているのなら、産後の回復が早くホルモンのバランスが整ってきたと考えてよいでしょう。(産科看護師)』



■周期や痛みの変化はよくあること



出産や授乳によりホルモンバランスが変化するため、体調や生理の状態も影響を受けることがあります。バランスが戻るのに1〜2年かかりますが、気になるなら、基礎体温を測ったり痛みを予防する方法を試してみましょう。

『この時期はホルモンのバランスが大きく変化するため、体調にも影響しますし、生理痛が強くなることも当然あります。間隔が妊娠前と違うとはいえ、生理が定期的に来ているのはよいことです。崩れたホルモンバランスが妊娠前のように戻るには1〜2年かかるといわれているので、焦る必要はありません。(看護師)』



『産前産後の生理の量や、生理痛が変わったというのはよくあることです。生理周期が20〜35日なら生理不順とはいえませんが、気になるようなら基礎体温を測ってください。生理痛がひどくなるのは、骨盤のゆがみが原因と思われます。今からでも骨盤矯正の運動を行ってみてください。普段から正しい姿勢を心がけること、長時間の同じ姿勢や、下半身を冷やすことは避けてください。(産科看護師)』



母乳栄養の場合、産後の生理再開は遅くなりがちですが、個人差があります。産後はホルモンバランスが変化するので、妊娠前の状態に戻るまでの1〜2年は、生理周期や生理痛が変わることは起こり得るようです。




引用元:
母乳なのに産後2カ月で生理再開・・・早いけど大丈夫?(マイナビニュース)