6〜7組に1組のカップルが、不妊に悩んでいる
皆さん、はじめまして。アメリカ、ボストン在住の産婦人科医、樽井智子です。

子供を欲しいと思っている人も、まだ先の事と思っている人にも、この連載を通じて、『妊活』を考える際に、知って欲しい、医学的、科学的根拠に基づいた事実について、知って頂き、行動の助けにして頂きたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

最近は、就活、婚活などの言葉と並んで、『妊活』という言葉を耳にする機会が増え、人々の『妊活』に対する興味や関心、知識も少しずつ増えてきているのではないでしょうか?

現在日本では、6〜7組に1組のカップルが、不妊に悩んでいると言われており、2011年では、実に37人に1人の子供が、体外受精児でした。

その一方で、晩婚化、晩産化も進んでおり、2012年には、女性の平均初婚年齢が29.3歳、第一子出生時の母の平均年齢は30.3歳と、母親の世代と比べ、平均して結婚も、第一子出産も約4年程度遅くなっています。

卵子は老化する!
『卵子は老化する』というタイトルのテレビの特集により、卵子の老化が知られるようになりました。

しかし、その一方で50歳を超えて出産された方のニュースなどが流れ、50歳を過ぎても、妊娠、出産できるのだ、と誤解されている方も増えているような気がします。妊娠適齢期は20歳台で、自然に妊娠が可能なのは、40〜45歳位までです。

残念ながら、卵子のアンチエイジングは出来ないのです。

カップルでライフプランニングを考えましょう!
女性が妊娠・分娩を考えるとき、自分自身だけでなく、パートナー、そして周囲の状況、要因が大きく影響を与えます。

しかし、考え始めると、『今は仕事が忙しくて、子供の事なんて考える余裕がない』、『今は経済的に子供を持つ余裕がない』など、ついつい、状況が整わないので、と、子供を持つ事を先送りにしてしまう方を多いのではないでしょうか?

特に男性は、いつまでも大丈夫と思い、先送りにする傾向がありますが、それによって、パートナーの年齢も上がってしまいます。

カップルでファティリティチェックを受けましょう!
不妊外来にいらっしゃる患者様の中には、卵子の老化のこと、妊娠適齢期の事などを、『もっと早く知っていれば良かった』とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

そのような方には、後悔するのではなく、知った今からベストを尽くしていきましょう、というお話をするようにしています。読者の皆様には、カップルで正確な知識を持ち、進んでいって欲しいと思います。

まず、将来の家族計画を考える第一歩として、カップルで、妊娠できる力=妊孕力(にんようりょく)をチェックする検査、ファティリティチェックを、カップルで受ける事を、お勧めします。



引用元:
卵子は老化する。妊活は先送りしないで!(日刊アメーバニュース‎)